今回は、「グレーターフール理論」(大馬鹿理論)について解説します。
グレーターフール理論(大馬鹿理論)とは
グレーターフール理論とは、金融において、本来の借りを大幅に上回る過大評価された資産を購入し、後に更に高値で転売できれば儲かる、という考え方です。
グレーターフル理論は、大馬鹿理論とも呼ばれています。
ある大馬鹿者が、高値の資産を購入し、それを更により大馬鹿者に売却して利益を得ようとすることです。
これは、その資産に対してより高い価格を支払ってくれる新たなより大馬鹿者が十分に存在するかぎりにおいてのみ有効です。
そして、投資家は価格が現実と乖離していることを否定できなくなり、その時点で売りが続出して価格が著しく低下します。
その後構成価格に近づいていきます。
場合によっては、価格はゼロになることもあります。
根拠
グレーターフール理論は、群集心理(詳細⇨投資における【 群集心理とは 】分かりやすく解説)に基づいています。
集団心理を応用させた形で、グレーターフール理論が成り立っているのです。
まとめ
ビルゲイツさんが、BAYCのNFT高騰に関して、「グレイターフール理論である。高級な猿が世界を救ってくれるのだろうね。」と皮肉を込めて述べました。
このように、当事者は熱中していることでも第三者から見ると全く魅力に感じない場合に、グレイターフール理論が該当しているように見えることがあります。
個人的には、BAYCの高騰はビルゲイツさんと同等の意見です。
NFTの有用性自体には価値はありますが、絵だけで1000万円以上というのは(映画に出るとしてもプロフィールに使えるとしても)グレイターフール理論が該当しているように見えても致し方ないと思います。
関連記事→【 ビザンチンフォールトトレランスとは 】ビザンチン故障についても分かりやすく解説
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