経済心理学を投資に応用【 標本サイズの無視とは 】分かりやすく解説

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今回は、「標本サイズの無視」について解説します。

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標本サイズの無視とは

標本サイズの無視とは、人々が確率判断を行う際に、標本の大きさに対する感受性が低いことです。


これは、トヴェルスキー氏とカーネマン氏が結論を出しました。

大きさの異なる2つの病院で、「60%以上の男の子が生まれる日が記録されるのが多いのはどちらか」と尋ねる問題を呈示しました。

すると、本来は標本の大きい病院の方が平均値(約50%)とズレる日は少ないはずです。

それなのに、大体同じとして標本の大きさを無視する回答者が多いことが分かっています。


つまり、本来は、標本サイズ(対象のサイズ)が小さいと偏りが生じます。

それなのに、標本サイズによる偏りを無視して考えてしまう傾向があるということです。

投資に当てはめると・まとめ

これは、例えば人口数が少ない市町村と、人口数が多い市町村でも挙げることができます。

人口の少ない市町村では意見に偏りが生じやすいことに対して、人口数が多い市町村では偏りが生じにくいです。


これを投資に当てはめると、市場の意見や心理を知りたい場合は、標本サイズを大きくして全体を把握しましょうということです。

具体的には、仮想通貨の投資をしているのであれば、仮想通貨ホルダーからの意見のみを収集するのではなく、仮想通貨を持っていない市場からも全体的に情報を収集することで、世界全体に対する仮想通貨の動向を把握できます。

このように、標本サイズを小さくしてしまうと偏りが生じ、バブルに気づくことができないかもしれません。

信念は貫きつつも、市場全体の動向を把握することにより、把握ミスを防げます。


今後も、経済的心理を投資にも応用していきましょう。


関連記事→投資における【 プロスペクト理論とは 】人の心理を投資に活かす

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