今回は、株式投資における「IPO株」について説明していきます。
IPO株とは
証券取引所に新たに上場することを「IPO(新規株式公開)」といいます。
なぜIPOをするのかという理由は、もっと成長するために資金を集めるためです。
これから資金を集めて更に成長しようとする会社のため、成長株の原石が沈んでいることもあり、「投資」する人には、注目すべき価値があります。
ただし、IPOする新しい業態・ビジネスが全てうまくいくとは限りません。
むしろ、ほとんどうまくいかないと考えてよいでしょう。
「上場ゴール」という言葉がある程、上場そのものが目的になってしまい、上場した瞬間に業績が悪くなる会社も混じっています。
業績が様々な行方になるのがIPO株です。期待も大事ですが、企業について見極めることが最も重要です。
新規上場後の乱高下
新規上場直後は注目されやすいため、株価が急騰したり、急落したり乱高下したりと乱高下することがよくあります。
焦って購入したが急落で損をする人がとても多いため注意が必要です。
しかし、激しい値動きは「トレード」向きでもあります。
またIPO株は、上場前に割り当てられた証券会社を通して購入することができます。
多くの場合、人気があるため抽選になります。
いったん上場した後は申込等必要なく、市場で売買できます。
IPO(新規上場)株式の入手手順
①A社の上場を証券取引所が承認
・証券取引所が、会社に対し上場を許可する
②仮条件(上場時の株価)を決める
・ブックビルディング(予約・需要を積み上げる)方式で決定する
③株価の決定
・抽選で決定する
④上場
・上場日当日の朝9時に2000円で開始される
・人気株の場合、買いが殺到し、倍の4000円で初値がつくこともある
・不人気株の場合、売りが殺到し、1000円等下落して初値がつくこともある
※初値とは、上場した後、初めてマーケットでつく株価
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