大統領選によるFXへの影響について説明します。
大統領選によるFXへの影響
大統領選の年は政治の動きに連動する傾向があります。
相場は経済的な要因によっても影響を受けます。
相場に影響を与える大きなイベントは4年に1回の米大統領選挙です。
米大統領選挙は日本とは比較にならないほどの選挙戦を展開し、国民投票が実施されています。
二大政党である民主党、共和党、いずれの党が勝利するかによって、以降のアメリカの経済戦略等が大きく変わる可能性があります。
為替は国力の動きに影響を受けます。
各国の示す方向性、姿勢などが通貨相場に現れやすくなります。
為替レートが過度な動きをすると、政治への批判が大きくなるため大統領選挙の年は為替市場は政治と関連しやすいという特徴があります。
大統領選と為替レートの特徴4つ
~大統領選と為替レートの特徴4つ~
①選挙の年とその翌年はドル高になりやすい
②選挙の年は為替相場が動きづらい
③選挙の年はなつまでが小動きで、秋から年末の値動きが大きい
④中間選挙の年あが相場の底になりやすい
実際に過去、1996年(民主党:クリントン大統領再選)、2000年(共和党:ブッシュ大統領選)、2004年(共和党:ブッシュ大統領再選)は上記の特徴通りになりました。
しかしそのジンクスに反して千古の年と翌年が大きくドル安になったのが1992年(民主党:クリントン大統領選挙)、2008年(民主党:オバマ大統領当選)でした。
特にオバマ大統領の大統領選の年だった2008年は直前の9月にリーマンショックもあり世界経済が大きく混乱していたため、特徴通りにいかなかったと考えられます。
そのため、大統領選挙と同時に経済全体の動き両方に注目しましょう。
FXでのポイント
上記の特徴と、コロナショック等の経済全体の動向を合わせて大きなトレンドを掴み、そのトレンドに沿ったポジションを持ちましょう。
株式市場でのポイント
株式市場は大統領選挙の前年は株価が上昇しやすいです。
NYダウは1942年~2007年までの期間で17回連続で株価は上昇しました。
これに伴い日経平均も1949年以降、15回中11回上昇しています。
FXと株式市場の関係
株式市場の値動きをFXの値動きは関連があります。
株式市場が上昇すると為替市場に波及します。
株価上昇を背景に、ドルやクロス円の買いが入る傾向があります。
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