【 米FRBとは 】FRB関連で要注目のポイントまで解説

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今回は、FXの経済指標における「米FRB」について説明していきます。

1.米FRBとは

2.FRB関連で要注目のポイント

3.FXでのポイント


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米FRBとは

~世界の中央品行のトップに君臨する米FRB~

最初に覚える中央銀行「FRB」

アメリカの中央銀行FRB(Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会→連邦準備銀行とも表現される)は、アメリカの金融を牽引する機関として、世界の中央銀行のトップに君臨しています。

FRBという名前はFXを始めた人なら、すぐに耳にすると思います。

初心者から大ベテランまで、トレード参加者の非常に多くが、その動向にも注目している、とてもメジャーな存在です。

復習の意味も込めて、このFRBがどういう期間か、またどういった機能を果たしているかなどについて、きちんと把握しておきましょう。

~トップは「総裁」ではなく「議長」~

1913年に制定された連邦準備法に基づき、1914年に設立されたFRBは、アメリカの連邦準備制度の最高意思決定機関です。他国とは在り方が異なりますが、中央銀行と考えて相違ありません。

このFRBは議長1名と、副議長1名と理事を含む7名で構成されている。

他国の中央銀行ではトップは「総裁」ですが、FRBの場合は「議長」がトップです。

議長を選出する際は、大統領指名と上院における承認によって7名の中から選出されます。

任期は4年

この連邦準備制度の組織は、連邦準備制度理事会(FRB)と、連邦公開市場委員会(FOMC)と、全米12地区の連邦準備銀行(アトランタ、ボストン、シカゴ、ミネアポリス、NY、フィラデルフィア、セントロイス、クリープランド、ダラス、カンザスシティ、リッチモンド、サンフランシスコ)から構成されており、FRBがその最高機関として統括、管理をしています。

一般の市中の銀行は、この連邦準備制度への加盟が法律で義務付けられています。

FRB関連で要注目のポイント

FRB関連で要注目のポイント6つ

1⃣定例のFOMCで決定される政策金利

2⃣決定までの過程(満場一致か、反対者はいたかなど)

3⃣緊急のFOMC会合の開催(インパクトは定例会合以上)

4⃣バーナンキ議長の発言(ドル高への転換はかれの発言から?)

5⃣FOMCの2週間前に発表される「経済概況報告(通称:ベージュブック)」

6⃣金利政策のベンチマークとなる金利先物市場

最大の注目イベントはFOMC

このFRB統括下で最も注目されるのがFOMC(連邦公開市場委員会 Federal Open Marked Committee)です。

これはFRBの7名に加え、NY連銀総裁、地区連銀総裁4名(11地区連銀で持ち回り)で構成された総勢12名で、年に8回、アメリカの金融政策についての会合を実施します。

日銀でいうところの「金融政策決定会合」、イギリスだったら「MPC」と同様の会合です。

これが、投資家にとって最も注目のイベントです。

そもそも、先進各国の多くが、金融政策決定会合を月1回ペースで開催しているのに対し(もちろん例外もありますが)、FOMCは原則として6週間ごとの火曜日、年に8回しか開かれません。

基軸通貨のドルを抱える国の金融政策がここで決まるわけですから、否でも応でもマーケットは大きく影響を受けます。

金利引き上げが決定されたなら、ドル買いの大きなエネルギーになるでしょう。

また、アメリカの「金利先物市場」は、FOMCの金利政策のベンチマークとされますから要注意です。

FOMCの議長はFRB議長が担当し、副議長はNY連銀総裁が担当します。NY連銀が12地区連銀の中でも別格扱いなのが、よくわかりますね。

この定例のFOMCが開かれる時があります。

金融不安、世界同時株安などで金融市場が大混乱に陥ったとき、また地政学的リスクの発生時など。

この際はどのような決定が下されるかの予想をもとに、噂や思惑が事前に飛び交います。

かなりインパクトのある決定だった場合には、相場の急反転が発生しうることもあります。

いずれにしても、世界の金融市場のけん引役であるアメリカの決定は、世界に広く影響を与える一大イベントですので、要注意です。

注意すべきは、発表時間が日本時間の深夜に当たります。

FRBが発表する「ベージュブック」

FOMCの2週間前の水曜日、アメリカの12地区連銀によって公表されるのが「経済概況報告」です。

表紙の色がベージュだから「Beige Book」と呼ばれます。

項目は雇用、生産、販売、出荷、在庫、貿易、物価に分かれ、景気指標の1つとして、その内容に注目が集まります。

ダイレクトに為替市場に影響することはあまりなく、材料視されないことが多いのですが、今後のアメリカの動向を見るうえで、目を通しておくべき報告書として市場関係者の評価は高いものです。

なお、過去にFRBは2012年1月のFOMCにてインフレ目標を2%に設定すると発表しました。

政策の透明性を高め、物価安定に一段と寄与していくものと、この新たな姿勢が注目されています。





FXでのポイント

・インフレターゲットを導入したバーナンキ議長の決断により、為替マーケットへの影響力・注目度は今まで以上に高まる

・バーナンキのドル高発言が出ればドルは「買い」

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