今回は、株式投資における「ポイズンピル」について解説します。
2022年4月では、イーロンマスク氏がTwitterを買収しようとする際、Twitter側はポイズンピルを行ったことで話題となりました。
ポイズンピルとは
ポイズンピルとは、買収されることに対する防衛策の一つです。
具体的には、買収されそうな企業が、有利な条件で株式を追加購入できる権利を敵対的買収社以外の株主に与えるなどの仕組みで、買収を防衛する策のことです。
全体の株式数を増加させることにより、買収側の議決権比率を下げます。
これにより買収が困難となります。
この様子から、食べると毒(ポイズン)が回る薬(ピル)という意味でポイズンピルと呼ばれています。
ポイズンピル誕生の歴史
ポイズンピルは、1980年代頃、M&Aが頻繁に起こっている米国で生まれました。
※M&Aとは→【 M&Aとは 】分かりやすく解説
法制度が異なる日本でも似た手法は可能です。
例えば2005年にライブドアに買収を仕掛けられたニッポン放送が買収防衛策として使ったことにより日本でも注目を集めました。
ポイズンピルをするリスク
ポイズンピルをして買収防衛をすることによるリスクもあります。
具体的には下記です。
・既存株主にとっては株式の価値が低下するため、訴訟を起こされるリスクがある
・経営者が保身を目的に乱用した場合、今後の株価の下落リスクとなる
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