本の学びを共有【 1分間バフェット〜お金の本質を解き明かす88の原則〜 】

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今回は、「1分間バフェット〜お金の本質を解き明かす88の原則〜」の本を読んだ学びを共有します。

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1分間バフェット〜お金の本質を解き明かす88の原則〜

THE ONE MINUTE BUFFETT

桑原 晃弥さん著の本です。

本を読もうと思ったきっかけ

https://amzn.to/3QWuAbJ

私の場合、バフェットさんに関する本は全巻読んでいます。

これもバフェットさんに関する本のため読みました。


バフェットさんに関する本の中には、バフェットさんが株式投資において研究して独自に編み出した計算式(しかも結構理系でないと理解できないような計算式)が羅列している難しい本もあります。

しかし、この本は、88の原則に沿って端的に分かりやすく記載されています。

特に難しい計算式はなく、バフェットさんの名言集のような本です。

そのため、誰でも気軽にサクサク読めると思います。

驚くほどサクサク読めます。


元々バフェットさんを知っている方であれば、大量の本の中から名言を集めてまとめてくれている本という感覚で復習的に読むことができるでしょう。

まとめ方が非常に分かりやすいです。

本の目次

初めに

第一章 逆を行くことだ。ただし正反対では芸がないな

1 価格とは、買うときに支払うもの。価値とは、買うときに手に入れるもの。

2 農場を買う時に、その値段ばかりを見る人はいない。生産高を見る。

3 まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うほうがよい。

4 「なぜこの会社を買収するか」という1本の小論文を書けないなら、100株を買うこともやめたほうがいい。

5 リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こる。

6 内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるか。

7 バックが今ある場所ではなく、これから飛んでいきそうな場所を目掛けて滑る。

8 集団の中から飛び抜けた投資実績は生まれてこない。

9 他人が貪欲になっている時は恐る恐る、まわりが怖がっている時は貪欲に。

10 私は76歳の今も、19歳の時に本で読んだ考え方を実践している。

11 グレアムを知る人は多いのに、彼の理論を実行に移す人は少ない。

12 時代遅れになるような原則は、原則ではない。

13 好物を大食いしてしまうたちなのです。


第2章 あわてずに待とう。時間が幸運を連れてくる

14 投資の世界には見送り三振がない。

15 50年たっても欲しいとみんなが思うものをつくっているか、これが投資判断の基準だ。

16 商品が長期間待ちこたえるかを考えることは、その銘柄を売るべきかを考えるより実りが大きい。

17 10年かn株を持ち続ける気持ちがないなら、10分でも株を持とうなどと考えるべきでない。

18 格付け期間の指摘は受け入れられない。

19 ロードマップを描くことはできない。しかし、知恵を磨くことはできる。

20 1日1時間を自分にあてるべきだ。

21 10年、20年後の頭脳と肉体の働き具合が、それで決まるんだ。

22 本当に重要なことだけを選んで、それ以外は断ることも大切だ。

23 助言するのが最も得意だったのは21歳の時だった。誰も私の話を聞かなかった。


第3章 ギャンブルは禁止。最後にゼロをかければゼロになる

24 目を見張るような数字も、最後にゼロをかければゼロになる

25 市場環境が悪化したらレバレッジは裏目に出る。

26 レバレッジを多用することもできた。しかし、ぐっすり眠れなくなっただろう。

27 無知と借金が結びつくとき、結果は非常に興味深いものになる。

28 儲け話を信じたい本能のようなものが人間にはある。

29 堤防を改善すべき時期は、ハリケーンが来る前でなければならない。

30 飛び越えられる30センチのハードルを探した。2メートルのハードルをクリアできる力があったのではない。

31 手持ちの25%以上のお金を借りたことはない。

32 当期は簡単そうに見える時ほど危ない。

33 どんな愚か者にも経営を任せられるすぐれた会社の株を買え。いつかは愚かな経営者が現れるからだ。

34 素晴らしい事業なんて世の中にそう多くはない。

35 一定のリスクを負わなければならない。未来はいつだって不確実だ。


第4章 「人」に投資するんだ。好きというより組める相手さ

36 相手が「たやすいことだ」と言ったら、その話は9割がたお断りする。

37 扱いにくい人間と取引すべきではない。

38 すぐれた人とつき合えば向上する。ひどいやつとつき合えば滑り落ちる。しごく単純な仕組みだ。

39 私はこれまで人に賭けてきた。

40 大事なのはヒーローと呼べる人物を持つことだ。

41 有能な騎手も、骨折した駄馬に乗っては勝てない。

42 熱意こそ抜きん出る対価。

43 雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない。

44 私には、ちょっと寄ってきてさまざまな人と話をする癖があった。

45 深刻なニュースがもしあるなら早めに報告せよ。

46 前例のないことも見抜く力が必要だ。


第5章 公開情報を深く読め・裏情報なんてカモを釣る餌だ

47 アニュアルレポートを50年間、毎年読んできた。

48 並はずれたことをしなくても並はずれた業績を達成できる。

49 手当たり次第、読むことだ。

59 帳簿に記載されない資産や、目に見えない資産に着目する。

51 少額でいいから、投資を使用。本を読むだけではダメだ。

52 陸の上を歩くとはどういうことか、魚に説明できるか。

53 私は自分の目で確かめたかった。

54 あのまま都会の刺激に反応するようになっていたら、頭がおかしくなっていたかもしれない。

55 郵便が3週間遅れて届くような田舎に住むほうが運用実績を残せる。

56 あれこれ考えて時間を無駄にすることは避ける。判断は、5分でたやすくできるものだ。

57 体重が、150キロだったら一眼で、太っていることはわかる。

58 成功例よりも、失敗例のほうが得るところが大きい。

59 自分が理解しているなら、人が理解できるように表現できるはずだ。


第6章 得意分野の外に出るな。臆病は危機管理になるんだ。

60 重要なのは、能力の輪を大きくすることではなく、輪の教会を厳密に決めることだ。

61 自分の能力の輪の中にめぼしいものがないからと言って、輪を広げはしない。じっと待つ。

62 正しいか間違っているかは他人が賛成するかどうかと関係ない。

63 やる必要のない仕事は上手にやったところで意味がない。

64 年に1度いい考えが浮かべばよしとしている。

65 思い上がりや倦怠感で、経営者の関心が横道にそれた例は枚挙にいとまがない。

66 人は週間で行動するので、正しい思考と振る舞いを早いうちに習慣化させるべきだ。

67 私は雪の玉を若い時から固めた。10年遅く始めたら、斜面のずいぶん下にいただろう。

68 同じものをずっとくり返し食べるのが好きなんだ。

69 経費削減のニュースを耳にするたびに、この会社はコストをちゃんと理解していないと思ってしまう。


第7章 いつも「誠実」の側に立て。信用なき金持ちは叩かれる

70 企業も取引のネタに過ぎないと考える人が大勢いる。

71 ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「他の誰もがやっている」だ。

72 正確に間違うより、大まかに正しい方向へ進むべきだ。

73 手数料を得ると当期的な慶応から逃れることは難しい。

74 みなさんが苦しむときは私たちも苦しむ。

75 いくら時間がかかろうと、全ての質問に答えたい。

76 市場を出し抜けるとは思わないこと。

77 コストを下げたというのなら大金を払ってもいいだろう。

78 ぜひやりたい仕事ではないが、うまく片付くまでやるつもりだ。

79 知性、エネルギー、誠実さ、最後が欠けると、前の2つは意味のないものになる。

80 子供たちは超のつく優雅な生活を送ることにはならないだろう。

81 莫大な富を継承することには興味がない。アメリカらしくないからだ。


第8章 お金以外の目的を持つ。欲から自由になるコツさ

82 好きなことをとびきり上手にやることだ。お金はその副産物にすぎない。

83 境遇は恵まれていなくても、愛されている人は大きな成功を感じているものだ。

84 あなたがどう行動するかが他人の手本となる。

85 100人の前で理屈の通ったことを言えば、何人かは耳を傾けてくれる。

86 利益を少し増やすために、人の繋がりを切り捨てていく人たちがいる。金持ちになる意味があるのか。

87 底抜けの楽天主義者なので、最も面白い章はこれからやってくると考えてしまう。

88 幸運な1%として生まれた人には、残りの99%のことを考える義務がある。

学びになった文章をピックアップ

ここからは、私的に学びになった文章をピックアップさせていただきます。

学びになった文章その1

「価格と価値は違う」ことをしっかり理解しておかないと間違いを犯す。

一般のビジネスでは、価値(製造原価やニーズ)に見合った価格(売り値)を設定しようとする。

だが投資の世界では、価値と価格の間に大きな開きが生まれることがよくあるのだ。

「価格とは、何かを買う時に支払うもの。価値とは、何かを買う時に手に入れるもの」


価格とは、何かを買うときに支払うもの。

価値とは、何かを買うときに手に入れるもの。


この言葉がしっくりきました。

購入するときには、お金という対価を支払います。そして、その価値を手に入れます。

特に市場だと、払う対価は毎日のように変動します。

しかし価値自体はあまり変わらないことが多いです。


そのため投資においては、その価値を、いくらで買いたいか?が重要だなと思いました。

私はこの文章を読んでハッとしましたが、払う対価・得ている価値の差を意識して過ごされている人は少ないのではないでしょうか。

だからこそ私は、何か買うたびに、この価値にこの対価を支払う必要があるか?を見極めていきます。

学びになった文章その2

「本当の投資家であれば、自分が群衆とはまったく逆の売買をしていると考えることに充足感を覚える」というグレアムの言葉をバフェットも実践している。

人は目先に走り、相場が上がれば買い、下がれば売るものだ。そこを我慢できるかが勝負の分かれ目である。


私自身も、バフェットさんのおかげもあり、人と反対の売買をしている時に充足感や喜びを感じます。

皆と同じことをしていたら皆と同じ結果になってしまうし、皆と違うから良くて価値がある。

これを私は常に意識しているため、周りと比較すると変わっている人になってしまうのですが、本来それで良いのです。

変わっているからこそ結果が出る。

躊躇いそうになったらこれをその都度確認していきます。


また、下落相場にも私は全く動じません。

よくこのようにツイートしています。(このように言語化することで、更に思考を強化させています。)

学びになった文章その3

「いろいろな方法で、お金を儲けました。その中には、30年前や40年前には予想もできなかった方法があります。定まったロードマップを描くことはできません。しかし知恵を磨くことはできます」

未来を予想できないからといって、長期的な視野が持てないわけではない。未来が霧の中にあるなら、知恵を磨けばいいのだ。やがて霧が晴れた時に跳躍できる。


未来は不確かです。

しかし不確かだからといって、長期的な視野が持てないわけではない、と、バフェットさんが言うと、なんという説得力でしょう。

80年以上投資に携わってきて、バフェットさんほど投資歴が長い人もあまりいないでしょう。

そして世界トップです。

バフェットさんは実際、長期的な視野が持てているからこそ結果を出し続けてきました。

その理由は、知恵を磨いたからだと述べています。

知恵こそ長期的な視野を持てるコツだということが分かります。


私もバフェットさんのように説得力のある「長期的な視野が持てないわけではない」という言葉を述べたいです。

説得力をこの数十年で身につけます。

まとめ

私的には特に学びとなった文章をピックアップさせていただきました。

バフェットさんの本は何度読んでもお勉強になりますね。

ありがたい限りです。


この本は、バフェットさんの本の中では最もスラスラ読める本のため、初心者の方も取っ掛かりやすいかもしれないですね。

投資初心者の方に薦めるのであればちょうど良い本です。

バフェットさんをよく知っている人からしても、良い復習となるでしょう。

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