決算書における【 未着品売買 】分かりやすく解説

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今回は、決算書における未着品売買について解説します。

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未着品売買とは

遠隔地の取引先から商品を仕入れる場合、貨物代表証券を受け取ることがあります。

貨物代表証券とは、運送会社から発行される貨物(商品)の預かり証で、陸運会社が発行する貨物引換証と海運会社が発行する船荷証券があります。

この貨物代表証券で表されている商品を未着品と言います。

商品の到着前に貨物代表証券を他者に転売することを未着品売買と言います。


関連記事→決算書における【 外貨建荷為替手形 】分かりやすく解説

未着品売買の流れ

未着品売買の流れは次の通りです。

①注文を受けた仕入れ先は、商品の運送を運送会社に依頼し、貨物代表証券(商品の引換券)を受け取ります。

②当店は仕入れ先から貨物代表証券を受け取ります。

③商品が到着したら、貨物代表証券と引き換えに商品を受け取ります。

④貨物代表証券は商品の到着前に他者に転売できます。

未着品売買の処理

貨物代表証券を受け取った時

未着品売買では、貨物代表証券を受け取った時、商品を受け取る権利が発生します。

この権利は未着品として処理します。

商品が到着した時

商品が到着し、貨物代表証券と引き換えで商品を受け取った時は、仕入を計上します。

更に、商品の引き取りの際に発生した引取費用などは仕入に含めて処理します。

また、貨物代表証券による商品の引渡請求権がなくなるため、未着品を減少させます。

貨物代表証券を転売した時

商品の到着前に貨物代表証券を転売したときは、売価で未着品売上を計上します。

更に、転売した貨物代表証券の原価(売上原価)は、未着品から仕入に振り替えます。

この振り替えは売上を計上する都度行う場合(その都度法)と、決算時に一括して行う場合(期末一括法)があります。

まとめ

株式投資・経営において、決算書の理解は必須になります。

その際、簿記の知識も生かして決算書の理解を深めましょう。


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