決算書における【 リース取引の貸手側の処理 】分かりやすく解説

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今回は、決算書における「リース取引の貸手側の処理」について解説します。

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リース取引の貸手側の処理方法

リース取引の貸手側の会計処理には、次の3つの方法があります。

①リース取引開始時に売上高と売上原価を計上する方法

②リース料受け取り時に売上高と売上原価を計上する方法

③売上高を計上せずに利息相当額を各期へ配分する方法

リース取引開始時に売上高と売上原価を計上する方法

この方法は、リース料総額で売上高とリース債権を計上するとともにリース物件の現金購入化学で売上原価と買掛金を計上し、リース料の受け取り時はリース債権を減額させます。


所有権移転ファイナンスリース取引の時はリース債権勘定で処理しますが、所有権移転外ファイナンスリース取引の時はリース投資資産勘定で処理します。


また、決算時には未回収のリース債権に含まれる利息分を繰延リース利益として繰延、相手感情は繰延リース利益繰入で処理します。


関連記事→決算書における【 中途解約 】分かりやすく解説

リース料受け取り時に売上高と売上原価を計上する方法

この方法は、リース物件の現金購入価額でリース債権を計上し、その後、リース料の受け取り時に受取額で売上高を計上するとともに、利息相当額を控除した化学で売上原価とリース債権を減額します。

更に、決算時は特になんの処理も行いません。

売上高を計上せずに利息相当額を各期へ配分する方法

この方法は、売上高を計上せず、リース取引の純がくでリース債権から得られる利息相当額の計上のみを行う方法です。


具体的には、受け取った額のうちの利息相当額を受取利息として計上するとともに、利息相当額を控除した金額でリース債権を減額します。

オペレーティングリース取引の場合

オペレーティングリース取引では、貸手側は通常の賃貸借取引に係る方法に準じて会計処理を行います。

具体的に、リース会社はリース開始時にリース物件を購入した場合、取得価額で固定資産に計上します。

そして、リース料受け取り時に受け取ったリース料を受取リース料として計上します。

更に、固定資産に計上したリース物件は、決算時に減価償却を行い、減価償却を行い、減価償却費を計上します。


貸手のオペレーティングリース取引における減価償却では、リース期間終了時の処分見積価額を残存価額として扱います。

まとめ

株式投資や経営においても、決算の読み解きは必須になります。

そのため簿記の知識も活かしてより決算書を深く理解しましょう。


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