オリンピックが与える「経済的影響」 と「株式市場とFXの値動きへの影響」について説明します。
オリンピックの前年の動き
オリンピックが開催されると、開催国の株価は上昇します。
経済のビッグイベントのオリンピックです。
クレジットカード会社のVISAでは、オリンピック開催期間だけで約890億円の売上が見込まれています。
それに加え、関連消費やオリンピック施設等の生産増加分として約6000億円が見込まれています。
総額70000億円が期待値として考えられていることになります。
オリンピックは開催国にとってこれほど大きく経済効果を生み出すことから、開催前にはオリンピックの生産需要等が発生しやすく、それがオリンピック前年は開催国の株価が上昇するという特徴があります。
過去の株価の動向を確認すると、新興国でと先進国でその上昇率は大きく異なるが、前年は上昇していると分かります。
※新興国のリスクの特徴→【 エマージング債とは 】分かりやすく解説
過去の分かりやすい例
ロンドンの主要株価指数FTSE100指数は、年初の6000ポイント台から約400ポイント下落の5600ポイント台となりました。
2011年はリーマンショック以来の大きな世界同時株安が起こり、世界中が再び混乱し、4つの特徴の通りになりませんでした。
ロンドンの株価指数を確認すると、2010年12月の安値から2011年はじめにかけての切り替えしは強力でした。
実際に2月頃までは順調な値動きになっていたことからも、初動段階では騒動の期待を背負う動きが形成されていました。
しれが対円でのポンドの値動きも同様でした。
日本の震災直後には大きく値下げしましが、2011年4月には140円まで上昇、直近の高値を更新する強力さでした。
しかし、それ以降は株も為替もリスク回避が堅調になり、徐々に値下げしていきました。
FXでのポイント
このように、オリンピック開催国の株式市場や住宅市場は上昇しますが、通貨自体はあまり影響を受けません。
しかし通貨ペアにオリンピック開催国がある場合は、影響を受けます。
まとめ
2020年のオリンピックはコロナウイルス流行により2021年の開催予定となりましたが、例年と異なり額や無観客だったり規模が小さくなることが予想されます。
またヨーロッパの方ではワクチン強制接種だったりアメリカも同様ワクチン接種への取り組みが早いですが、日本はワクチン接種に国民が拒否しているため海外移動はますます厳しくなっていくことが既に予測されています。
通貨ペアに円がある場合は注意してオリンピックの動向を確認しましょう。
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