今回は、投資における「群集心理」について解説します。
群集心理とは
群集心理とは、群衆い特有な集合心理のことです。
群衆を構成する個人の精神や意識とは異なる次元の心理現象です。群集心理は、群衆状況の場において個人間の真的相互作用の集合過程を通して発生し、形成されます。
そして群集心理は不安定で変化しやすいということです。
投資においては、人間の行動には偏りがあるため、どんなに不合理であっても、価格が上昇している資産に引き寄せられる人がいるということです。
この効果は、群集心理によって更に悪化することが多いです。
群集心理とは、他の人々が早期に購入して大きな利益を得たという話を聞き、購入しなかった人々が損失を出すのではないかという恐怖を感じるようになる心理のことです。
この効果は、経済学教授のバートン・マルキール氏が「ウォール街のランダムウォーク」の中で説明しています。
バブルは、インターネットに関連する銘柄が上昇し始めると発生します。
上昇気流は、より多くの人々が株を買うことを促し、テレビや新聞で報道され、更に多くの人々が買うことになり、初期のネット企業の株主は大きな利益を得ることになる。
成功した投資家は、カクテルパーティーでいかに簡単に金持ちになれるかを語り、その結果、株はさらに上昇し、より多くの投資家グループを引き込むことになる。
しかし、この仕組みは一種のねずみ講であり、初期の投資家から株を買う、より軽々しく信じがちな投資家を見つけなければならない。
やがて、より愚かな者がいなくなる。
まとめ
この群集心理は、グレーターフール理論(詳細→【 グレーターフール理論(大馬鹿理論)とは 】分かりやすく解説)にも応用されています。
集団心理というものを理解しておくと、とうしに活かせますね。
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