今回は、「デフォルト」について、債務不履行(債務・債権)から解説します。
金融や投資で、よくデフォルトと耳にすることでしょう。
分かりやすく解説していきます。
デフォルトとは
デフォルトとは、債務不履行のことです。
例えば企業が顧客に対して、ある商品の作成を契約したとします。
しかしその商品に不具合が生じていたり、未完成のままだったりすると、その契約通りにいかなかったことになります。
それを、債務不履行と言います。
つまり、約束した債務を実現できないということを債務不履行と言います。
債務不履行となった場合は、債権者から債務者に対して損害賠償請求をすることができます。
ただし、一定期間という制限があります。
債務とは
債務とは、契約相手に対して生じる法的な義務のことです。
債務不履行の種類
債務不履行には、種類があります。
「履行不能」「履行遅滞」「不完全履行」の3種類です。
それぞれ対応が異なります。
履行不能
債務不能とは、契約上の義務を果たすことが不可能になっている状態です。
具体的には、不具合や未完成などです。
契約相手は、契約解除・損害賠償請求の対応をすることもできます。
履行遅滞
履行遅滞とは、契約に遅滞が生じている状態です。
つまり、債務が期日までに履行されないことを、履行遅滞と言います。
また、代金を約束の日に支払わないことも履行遅滞になります。
契約相手は、遅延損害金を請求して対応することができます。
不完全履行
不完全履行とは、債務が履行されたものの、契約上の内容が不完全な状態のことです。
契約相手は、不完全な履行を拒否することができます。
具体的には、履行遅滞や履行不能として契約解除や賠償請求をすることができます。
まとめ
デフォルトにも種類があるため、事例がどれに当てはまるか確認しましょう。
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