【有利子負債倍率とは】基準・計算式

有利子負債倍率とは

有利子負債倍率とは、有利子負債の返済能力を測定する能力です。

有利子負債倍率は、有利子負債を営業キャッシュフローで割った数字のことです。

つまり、１年間に本業で稼ぐキャッシュの何倍の有利子負債を保有しているかということです。

逆に捉えると、抱えている有利子負債を返済するのに何年かかるかという年数が分かります。

つまり有利子負債倍率とは、1年間に本業で稼ぐキャッシュの何倍の有利子負債を保有しているかを測定する指標のことです。

手元の有利子負債(借金)を事業の儲けで返済するのに何年必要か？ということが分かる指標です。

有利子負債倍率の目安は「3.7倍」です。

借金が少なく、営業CFが大きくなるほど返済能力が高くなるため、有利子負債倍率の値が低いほど返済能力が高いことを意味します。

有利子負債倍率を下げるためには、有利子負債を下げて営業キャッシュフローを上げる必要があります。

どちらかまたは両方です。

有利子負債とは、金融機関からの借入・金利がかかる負債のことです。

具体的には下記です。

・短期借入金

・長期借入金

・社債

営業CFとは、本業の収支による現金の変動額です。

確認項目は、営業CFです。

有利子負債倍率（倍）＝　有利子負債　÷　営業CF

有利子負債のトータルから営業CFを割ると額が出てきます。