今回は、Vol.3 キャッシュフロー・クワドラント の続編です。
1.無限のリターンを得る
2.お勧めできる組織
3.真の投資家がやらない投資方法
4.エモーショナル・インテリジェンス
5.お金中毒にならないこと
6.まとめ
キャッシュフロークワドラントの本が重要なことが多く、ピックアップしきれなかったため、
Vol.3 キャッシュフロー・クワドラント の続編として説明することにしました。
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無限のリターンを得る
リターンが大きいことはそれだけリスクが大きいことを意味する。
つまり、収益率10%の投資をしようとする人は、0.01%の利子で銀行に預けるより、大きなリスクがそこにあるだろうと仮定する。
しかし、銀行貯金から得られる0.01%のリターンも株式市場から得られる10%のリターンもどちらも非常にハイリスクだ。
銀行に預けたお金は、銀行がお金を印刷し続けているために引き起こされるインフレと増税のリスクを抱えている。
10%のリターンの株式市場への投資は、HFT(高頻度トレード)のせいで市場が不安定になっていること、そして新米投資家が何も保険をかけずに参入すると、この2つが原因でリスクを抱えている。
投資の世界では、ROIはRturn On Information(情報収益率)を意味する。つまり、持っている情報が多ければ多いほどリターンは多くなり、リスクは低くなる。
レベル4とレベル5の投資家の世界では、無限大のリターンを得る事そしてリスクを低く抑えることが可能だし、みんなそれが当然と考えている。
無限大のリターンとは「元手なしでお金が入る」ことを意味する。
つまり、真の投資家は自己資本ゼロの状態で利益を得る。他人のお金を使ってお金を稼ぐ方法を真の資本家が知っていなければならない。
大事なのは新しい考え方、つまり情報を消化してそこから結果を得る方法を学ぶことだ。
ゼロからお金を稼ぎ出す方法、つまり他人のお金や銀行のお金を使って利益を得る方法をマスターした瞬間に、その人はこれまでとは違う世界に足を踏み入れるということだ。
それは、せっせと働き、高い税金を払い、投資から少しばかりのリターンを得るEやSの世界とは正反対の世界だ。
あなたにとって一番いい投資収益率は、投資から得られるリターンで測るものではない。情報から得られリターンで測るものだ。
だからこそ、ファイナンシャル教育が大事である。
特に、これから先に待ち受けている、不確実性に満ちた世界では。教育は情報を意味のあるものに変える力を私達に与える。
情報時代には、お金に関する情報が溢れている。
しかしファイナンシャル教育がなければ、その情報を生活に役立つ意味に変えることはできない。
Iクワドラントこそあなたの未来にとって一番大事なクワドラントということ。
生計を立てるためにどんな仕事をしていようと、Iクワドラントでどれくらいうまくやれるかが、あなたの未来を決める。
EやSのクワドラントでわずかなお金しか稼いでいなくても、Iクワドラントのためのファイナンシャル教育を身に付ければ、経済的な自由と安定を得るための切符を手にできる。
儲けが出るのは買った時で、売った時ではない。
経済の動向が上向きになろうが下向きになろうがきちんとお金を生むこと。
借金とリスクを背負うときには必ず支払を受けるようにしなければならない。
自分で返さなければならない借金はできるだけ少額にすること。
大きな借金をするときは必ずだれか他の人が代わりに払ってくれるようにすること。(不動産投資でいう、借りている側に自分の借金を払ってもらうこと)
お勧めできる組織
~会社を買うときや投資をする際にお勧めできる組織の5つの特徴~
1.実績があり、販売システムや保証制度がしっかりしていて、長年にわたってうまく機能している組織
2.成功の巫女にがあり、信じてついていけると感じられ、組織内のほかの人たちと信頼しあって仕事ができる、そんなビジネスのチャンスを与えてくれる組織
3.あなたを人間として成長させてくれるような、長期的な教育プログラムを常に行っている組織
キャッシュフロークワドラントの右側においては、自分に自信を持つことが不可欠
4.「よき師」による教育プロぐたむがしっかり確率している組織
あなたが学ぶ必要があるのはリーダーからであって、アドバイザーからではない
クワドラントの右側ですでに成功していおり、あなたの成功を願っている人、そんな人が最高の師
5.あなたが尊敬でき、一緒にいて楽しいと思える人たちがいる組織
会社が取り扱っている商品について検討するのは、今あげた5つの条件をすべて満たすことを確かめてからで良い。
ビジネスシステムや組織について検討せずに、商品にばかり気をとられている人が多すぎる。
時間が私達にとって最も貴重な資産の1つだ。
ネットワークビジネスでの成功は、短期間に一生懸命働き、自分の時間と労力をささげた結果が長期間の不労所得となって実るところにある。
しっかりとした組織を自分の下に作れば、あとは自分は何もしなくてもその組織が働いてくれ、継続的に利益を生み出してくれる。
もう一度繰り返すが、ネットワークビジネスでの成功の最大の鍵は、あなたを優秀なビジネスリーダーに作り変えることに、あなた自身とその組織がどれほど強い決意と長期的展望を持って取り組んでいるかにある。
自由や安定はお金や物の中にみつけることはできない。
それらは、自分たちが確実に作り出せるものの中にある。
どんな苦労もいとわないと心から思っていない限り、ゼロからシステムを作り出すのはやめた方がいい。
多くの人がキャッシュフロークワドラントの左側から出られないでいる理由は、自分のシステムを作り出すことに伴うリスクが多きすぎると思っているからだ。
今の時代は、主にテクノロジーの発達のおかげで、びじねすおーなーとして成功することに伴うリスクは大幅に軽減された。ビジネスシステムを自分で作り出すchanceが、ほとんどすべての人に与えられるようになったと言っていいだろう。
また、フランチャイズとネットワークビジネスの登場によって、システムを自分で作り出すのに伴う苦労も取り除かれた。
すでに効果の立証済みのシステムを買ったあなたは、そのシステムのために働いてくれる人間を集めさえすればいい。
こういったビジネスシステムは自由への架け橋だと考えるといい。
キャッシュフロークワドラントの右側のもう一つのクワドラント、つまりI(投資家)のクワドラントについて説明したい。
真の投資家がやらない投資方法
×分散投資
理由は、投資を分散することが「損をしない」ための戦略だからだ。真の投資家は分散などせず、焦点を定めて投資する。世界で最も優秀な投資家ウォーレンバフェットは、「我々がとっている戦略は、標準的な分散方式には従っていない。そのため、いわゆる専門家の中には、我々の戦略が普通の投資家の方法より危険だとする人間もたくさんいる。だが、我々はそうは考えていない。集中型のポートフォリオによってリスクを下げることが可能だと信じている。つまり。そうすることによって投資家が一つのビジネスについてより深く考え、購入前よりもその経済的特質に関して安心感を持てるようになるならば、リスクはしかるべくして下がる」と述べている。
×優良株企業
そのものの安全性は高いかもしれないが、株式もそうだとは限らない。これらの株式は市場が暴落した時、あなたのお金を守ってくれない。
×投資信託
プロの投資家になる気のない人にとってはたしかにこれは一つの賢いやり方だ。問題は、賢い戦略ではあっても、他のやり方よりリスクが少ないわけではないという点。
適切なファイナンシャル教育を受けていないと、自分がアドバイスを受けようとしている相手がセールスパーソンなのかペテン師なのか、馬鹿なのか天災なのかを判断することができない。
ペテン師はみんな「いい人」だ。もし聞きたいことを聞かせてくれる「いい人」でなければ、あなたはそんな人に耳を傾けることはないだろう。
ウォーレンバフェット「保険の外交員に、自分に保険が必要かどうか決して聞いてはいけない。」
世の中にはお金を儲けることに必死で、あなたからお金をとるためならばどんなことでもいい、なんでも売りつけようとする人が沢山いる。
最良の投資とは何か?ごく普通の平均的投資家は、キャッシュフローを目的とした投資と、キャピタルゲインを目的とした投資の違いを知らない。
たいていの投資家が株式や持ち家の値段が上がることを祈りながら、キャピタルゲインを目的として投資している。
流れ込んでくるお金の量が流れ出すお金の量予知大きければ、どんな投資であれ、それはいい投資だ。
投資対象の資産の種類によって、金持ちになるか貧乏になるかが決まるわけではないことをよく覚えておいてほしい。
例えば「不動産はいい投資ですか?」また「株式はいい投資ですか?」と聞かれた時、両方「あなたはいい投資家ですか?」と聞いて答える。
つまり、重要なのは投資の対象あるいは資産の種類では決してないということだ。
金持ちになるか貧乏になるかは唯一、その人が賢い投資家であるかどうかにかかっている。
賢い投資家が株式市場で何百ドルも儲けることもできる。一方、アマチュアは何百ドルものお金を損することがある。
たいていの人は投資の方法をまなぶことが重要だとは考えていない。
彼らが投資は危険だと信じて、専門家に自分のお金を託すのはそのためだ。
だが、その専門家たちは大部分が本当の投資家ではなく、お金を託した投資家が儲けようが損をしようが、手数料を稼ぐセールスパーソンだ。
エモーショナル・インテリジェンス
エモーショナル・インテリジェンス(感情面の知性)とは。
お金に関してリスクを冒すことを考えると、私たちは皆恐怖を感じる。金持ちだって同じだ。
違うのは、その恐怖心をどうコントロールするかだ。
たいていの人は「安全にやろう。リスクは冒すな。」と考え始める。
右側に属する人たちの場合は、お金を失うことに対する恐怖が別の考えを生む。つまり「賢くやろう。リスクをコントロールする方法を学ぼう」と考えるのだ。
このように、恐怖という感情は同じでも、そこから生まれる考えは人によって異なる。
人間が異なれば考えが異なり、それが異なる行動につながり、異なる結果を生む。
人がお金のことで苦労をする最大の原因は、お金を失うことに対する恐怖にある。
この恐怖のために人間は安全第一に考えすぎたり、自分で何でもコントロールしようとしたり、また逆に人任せにして、専門家だと思う者にお金を託し、必要になったときにそのお金がそこにあるようにと願い、祈る。
危険を冒し、間違いを犯してそこから立ち直った人の方が、
危険を恐れるあまり、間違いをしないことだけを学んできた人よりも成功する確率が高い。
経済的自由になるためには、間違いを犯し、リスクをコントロールする方法を学ぶ必要がある。
お金を失うことを恐れ、世間一般の人と違うことをするのを怖がってばかりいては、金持ちになるのはまず不可能だ。
ファイナンシャルIQのうち90%がエモーショナルIQで、10%がお金についての技術的な情報。
感情的な思考と理知的な思考との力関係は、感情的脳:理知的脳=24:1。
感情をコントロールすることが鍵下記の、お金を損することに対する恐怖が湧き出てくると、心の中で次の左側のような言葉を唱え始める。
⇔の右側の言葉は感情に負けて臆病になったりしない人の言葉だ。
安全 ⇔ 自由
リスクを避ける ⇔ リスクへの対処の仕方を学ぶ
安全にやれ ⇔ 賢くやれ
私には買えない ⇔ どうやったら買えるか?
分散 ⇔ 一点集中
友達がどう思うだろう? ⇔ 私はどう思っているか?
BE(なる)-DO(する)-HAVE(持つ)のうち、BEに焦点を合わせる理由は、適切な考え方、心構えがない限り、いま目の前で進行しつつある大きな経済変化に対処することができないと思っているからだ。
キャッシュフロークワドラントの右側で成功するための技術と考え方を身に付けた人間に「なる」ことによって、変化から生まれるチャンスを見逃さず、将来のためにすべきことを「する」準備もできて、最終的に経済的成功を「手に入れる」ことができる。
お金はいまもクワドラントの左側から右側に流れ込んでいる
多くの人が既に多額の借金をかかえながらも、史上最高の急騰を続ける株式市場にはお金をつぎ込む
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右側のクワドラントの人は、市場がピークに達したところで株を売る
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左側のドクワラントで要人深くしていた人が、やっと恐怖心を克服し市場に参加し始める
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その後、ニュース上をにぎわすようなことが何か起こり市場が暴落する
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騒ぎがおさまると投資家たちがまた戻ってきて、自分が売ったばかりの株を安く買い戻す
↓
こうしてまたキャッシュフロークワドラントの左側から右側げの富の移転が起こる
また、世界中の金持ちと貧乏な人を対象に調査研究が行われた。
調査の目的は、貧乏な家庭に生まれた人がどのようにして金持ちになったかを明らかにすることにあった。
その結果、彼らは住んでいる国に関わりなく次のような特質を持っていたことが分かった。
①長期的な見通しとプランを持っている
②後になって報われることが肝心だと思っている
③「福利の力」を自分に有利に利用する
①に関して・・・長期的な見通しを持って考えたり計画を立てたりしていた。そして自分の夢やビジョンを持ち続けていれば、最終的に必ず成功がもたらされることを知っていた。彼らは長期的な成功を得るために短期的な犠牲を払うことをいとわなかった。あとになって報われることが肝心だとおもっていればこれができる。逆に、わずか三代の間に一族の富をほとんど失ってしまったという富豪も多い。
彼らの特質は
①短期的な見通ししか持っていない
②すぐに満たされることを望んでいる
③福利の力をマイナスの方向に使う
お金中毒にならないこと
お金は麻薬になり得る。お金は麻薬であるという理由は、お金があるととても幸せそうで、お金がないとイライラしたり不機嫌になる人を沢山見てきたからだ。お金には人を中毒にする力がある。
お金をもらうことに慣れてしまうと、知らないうちに中毒になり、それを手に入れた方法にしがみつくようになる。
人にやとわれて給料をもらっていると、そうやってお金を手に入れることに慣れてしまう。
自営業者として働いていると、その方法から離れるのが難しくなる。
政府からの援助に頼ることに慣れてしまうと、そのパターンは中々変えられない。
クワドラントの左側から右側に移る時に一番難しいのは、それまで自分がお金を稼いできた方法にしがみつく気持ちを断ち切ることだ。それは単なる習慣から抜け出すより難しい。
中毒から抜け出さないといけないため。
お金のために働くなと言っていた理由はこれだ。
金持ち父さんは、お金を作り出すための自分自身のシステムを作ることを学ばせたかったのだ。
まとめ
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントの続編、どうでしたか?
主な内容は、Vol.3 キャッシュフロー・クワドラント に書いているためご覧ください。
重要なことがぎっしり詰まっている本のため、心からお勧めしています。
皆様にとっても、より良い投資本となることを願っています(^^)
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