一部無担保型のステーブルコイン【 Frax(FRAX)とは 】創設者・特徴・供給量・投資における将来性まで解説

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今回は、仮想通貨「Frax(FRAX)」について解説します。

Frax(FRAX)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性まで解説、の順で説明していきます。

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Frax(FRAX)とは

Frax(FRAX)とは、一部無担保型に分類される最初の分散型ステーブルコインです。

※ステーブルコインとは→【 ステーブルコインとは 】(法定通貨担保型・仮想通貨担保型・無担保型)/価格変動まで解説

Fracはオープンソース・パーミッションレス・完全オンチェーン型です。

現在はイーサリアムに実装されています。(将来的なクロスチェーンでの実装も見込んでいます。)

Fraxプロトコルの最終目標は、BTCのような固定供給型のデジタル資産に代わり、拡張性の高い無担保型アルゴリズム貨幣を提供することです。


Frax Financeには、2つのトークンが存在します。

①トークン(FRAX)は、1ドル/コイン前後という厳しい価格範囲を対象にしたステーブルコイン

②Frax Shares(FXS)は、手数料・通貨発行益・釣果担保価値を起こさせるガバナンストークン

Fraxは以前は、ステーブルコインに対して、フィアット担保・仮想通貨による過剰担保・担保なしの無担保型の3種類に分けられていました。


Fraxの公式ホームページはこちらです。

Frax Finance
The world's most innovative decentralized stablecoins and DeFi stablecoin infrastructure.

創設者

Fraxプロトコルは、2019年に一部無担保型のステーブルコインの最初のアイデアを思いついた、アメリカのソフトウェア開発者Sam Kazemian氏の発案によるものです。

設立チームのFraxエンジニアには、Travis Moore氏Jason Huan氏がいます。

Sam Kazemian氏は元々、ステーブルコインの急成長の裏で無担保的な通貨政策と担保の両方を組み合わせたものがないことに注目しました。

そしてこのアイディアを考案しました。

純粋に、無担保型の金融政策を行うプロジェクトは、大きな牽引力をはっきすることなく失敗したり、開発の停止を余儀なくされました。

Fraxは、無担保型・担保型のステーブルコインに対する市場の信頼度を測る尺度として設計されました。

特徴

オンチェーンガバナンス

Fraxプロトコルは、コミュニティ主導のデザインのステーブルコインです。

FXSの供給量の60%以上が、流動性供給者とイールドファーマーに対して数年の間で発行されます。

オンチェーンガバナンスを行う完全な分散型プロトコルです。

※ガバナンスとは→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説

一部無担保型のステーブルコイン

2020年ローンチ時点で、一部無担保型のハイブリッドデザインを取り入れた最初の唯一のステーブルコインとなります。


このプロトコルには、次のような概念が盛り込まれています。

一部無担保型であるFracは、具体的には、供給の一部が担保さており、一部が無担保なステーブルコインです。

担保型と無担保型の比率は、FRAXステーブルコインの市場価格によって決まります。

FRAXが1ドル以上で取引されている場合、プロトコルは担保比率を下げます。

FRAXが1ドル未満で取引されている場合、プロトコルは担保比率を上げます。

自律的・アルゴリズム的アプローチ

分散的でガバナンス最少的なコミュニティにより統治されています。

アクティブ管理が行われない、自律的・アルゴリズム的なアプローチです。

完全なオンチェーン オラクル(Frax v1)では、Uniswap(ETH・USDT・USDCの時間加重平均価格)とChainlink(USD価格)のオラクルを使用しています。

※オラクルとは→仮想通貨における【 オラクル(Oracle)とは 】特徴まで分かりやすく解説

供給量

Fraxの最大供給量は設定されていません。

一部無担保型の通貨政策により、価格を1ドルに保っています。

そのため、FRAXステーブルコインの供給は常時ダイナミックに変化しています。

ちなみに

Frax Shares(FXS)トークンの供給は、ジェネシス時に1億トークンにハードキャップされています。

また、プロトコルにインフレーションスケジュールはありません。

FXSトークンは、新規にミントされたFRAXの価値・手数料・余剰担保を全て起こさせるガバナンストークンです。

FXSは投資・ガバナンス資産です。

投資における将来性・まとめ

フラックスは、一部無担保型のステーブルコインです。


ステーブルコインは様々な種類があるため、どのステーブルコインを活用するか自分自身で判断する必要があります。

2022年5月頃のの仮想通貨下落相場にはUSDTのペッグが外れるという事件が起こりました。

このようにステーブルコインは、法定通貨と価値を1:1に保つことがメリットでもありますが、それが外れることもあるのです。

しかしFraxの場合は一部無担保のため、この事件が起こってからはよりユーザーの不安が強まってしまったのではないでしょうか。

一部無担保より、完全に担保されているステーブルコインを私なら選びます。

しかし一部無担保にすることで、Frax Financeはフレキシブルに資金を動かせるというメリットもあります。(ハイリスクにはなりますが)


そのため、自分自身で、何が重視なのかを決めてからそれに沿った特徴のステーブルコインを活用するようにしましょう。

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