中央集権型でDAO排除【 Chia(XCH)とは 】創設者・特徴・供給量・投資における将来性まで解説

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今回は、仮想通貨「Chia(XCH)」について解説します。

Chia(XCH)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。

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Chia(XCH)とは

Chia(XCH)とは、レイヤー1ブロックチェーンです。

※レイヤー1とは→仮想通貨における【 レイヤー2とは 】レイヤー1とレイヤー2の違い・メリット・デメリットも含めて解説

Chialispという独自に設計したプログラミング言語とPoST(Proof of Space and Time)という新しいコンセンサスアルゴリズムを使用しています。

この2つを組み合わせることにより、ブロックチェーンはネットワークの安全性を損なうことなく、より少ないエネルギーで利用することができます。

他の多くのブロックチェーンとは対照的に、Chia Networkは、NYSEやNASDAQへの上場を目指す営利目的のオープンソース企業です。

Chia Networkのブロックチェーンは企業での利用を目的としているため、上場の際にはバランスシートにXCHを記載する予定です。


Chia Networkの最初のProof of Time機能は、2019年にリリースされました。

そして2020年には最初のベータ版のブロックチェーンがローンチされます。

Chia Networkは、2021年のメインネット立ち上げにより、ウォレット機能・取引・スマートコントラクトを含む機能のフル完備を達成しました。


Chia Networkの公式ホームページはこちらです。

Home
Chia Network is a revolutionary public blockchain architected for real-world utility. Build & create on a more secure, sustainable, compliant technology.

創設者

Chia Networkは、人気のピアツーピアファイル共有プラットフォームBit Torrentの創設者であるBram Cohen氏が2017年にデラウェア州で設立した会社です。

このプロジェクの最高執行責任者(COO)は、元NASDAQ CEOのGene Hoffman氏です。

最高財務責任者(CFO)は、元Overstock .com CEOのMitch Edwards氏です。

経験豊富な管理職が就任しています。


また、Chia NEtworkは、仮想通貨に特化した著名なVCによって支えられています。

2021年にAndreessen Horowitz・Slow Ventures・Naval Ravikant・Galaxy Digitalなどの有力VCが参加しました。

そして6100万ドルの資金調達をしました。

特徴

Proof of Space・Proof of Time

Chia Network(XCH)は、Proof of StakeとProof of Work(PoW)を改良し、より電力消費の少ない小ンセンサスメカニズムを用いています。

このネットワークは、Proof of Space(PoS)Proof of Time(PoT)というそれぞれ異なる機能を組み合わせることにより、Nakamotoコンセンサスを実現します。

※Proof of Spaceとは→スペースの照明が特徴【 Proof of Space(PoS)とは 】分かりやすく解説

※Proof of Timeとは→【 Proof of Time(PoT)とは 】メカニズムまで分かりやすく解説


Proof of Spaceでは、マイナー・未使用のストレージをハードディスクドライブに保存しておく必要があります。

このシナリオでは、マイナーは特別なソフトウェアをインストールして空き良量を確保しています。

その領域を使って課題を解きます。

これは、Proof of Work(PoW)のパズル解きに似ています。

ソフトウェアは、マイナーのディスクに仮想通貨番号のコレクションを保存しています。

そしてブロック生成時に、前のブロックからチャレンジ番号を取得します。

マイナーは自分の番号をスキャンして、要求されるチャレンジ番号に近い番号を持っているかどうかをチェックします。

一方、Proof of Timeは、Solanaブロックチェーンと同様の方法で、検証可能な遅延関数(Verifiable Delay Functions)を通じて時間の経過を実証するものです。

タイムロード(時間を記録するノード)は、Proof of Space関数を解くために時間が正しく記録されることを保証します。

Chialisp

Chia Networkは独自のプログラミング言語「Chialisp」を備えています。

これは、スマートコントラクトに対応したオンチェーンプログラミング言語です。

Ethereum・Solidity・Bitcoin Coreの最も重要な要素を取り入れつつ、BitcoinのUTXOモデルを維持したものとなっています。

そうすることにより、連続的な取引ではなく、同時進行の取引が可能になります。

競合と比較してChia Networkは、より高速でエネルギー効率の高いブロックチェーンとなっています。

中央集権型

Chia Networkは、従来の企業構造によって統治されています。

そして仮想通貨ネイティブモデルである分散型自立組織(DAO)を排除しています。

※DAOとは→仮想通貨における【 DAOとは 】分かりやすく解説


Chia Networkは、他のモデルよりもこの形式の方が利害が一致するとしています。

株式市場への上場を計画しています。

そのため、コインの所有権はChiaブロックチェーンのガバナンスに影響を及ぼさず、他のパブリックブロックチェーンのモデルとは異なるアプローチをとっています。

供給量

XCHの最大供給量は設定されていません。


ファーミング報酬は次のスケジュールで行われます。

・発売後3年間:10分間に63のXCHが生成

・ローンチ後4年目〜6年目まで:10分ごとに32のXCHが生成

・ローンチ後7年目〜9年目:10分ごとに16のXCHが生成

・ローンチ10年目〜12年目:10分ごとに8のXCHが生成

・ローンチ12年目以降:10分ごとに4のXCHが生成


そのため、メインネットの立ち上げから21年で、ファーミング報酬は戦略的準備金の規模に追いつくことになります。

投資における将来性・まとめ

チアネットワークは、プルーフオブスペースとプルーフオブタイムを採用していて珍しいですね。

また、仮想通貨の業界にしては、DAOを排除している所も非常に珍しいです。

ただこれでは、中央集権型でブロックチェーン企業としてやっていくのと何の違いがあるのだろうかとも考えられます。


Chialispのプラグラミング言語を用いているところは珍しいです。

ただ、特化している特徴があまりないため、分散型にせよ中央集権型にせよ伸ばしづらいことは変わりません。

そのため、特化している特徴があると優位性が出てきますね。

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