今回は、「下落トレンド時のバリュー株投資」について説明していきます。
下降トレンド銘柄がチャンスとなる理由
株価が下落しているからといって、その後今後も下がり続けるとは限りません。
経営状態や財務状態によっては、下落している銘柄が逆にチャンス銘柄となります。
例えば・・・
・多くの投資家が含み損を抱えた状態で、業績が伸びていない状態でも、少しでもよい材料が出たら株価が上がることもある
・悪い材料が出ても、株価の下落傾向が続く銘柄ではある程度想定内だが、良い材料が出ると想定外に株価が上がりやすい銘柄となる
反対に、上昇トレンドが続いている銘柄では、想定外の悪い材料が出ると、過敏に反応して株価が下落する恐れもあります。
株価は、投資家の期待や不安から、上にも下にも常に行き過ぎるものです。
その銘柄によって、想定外の良い材料・悪い材料が出た時の”過度”の違いを見極めることが重要です。
最も古い過去から現在までの長い時間軸で株価の変動を見ていくと、その間に良い材料・悪い材料が出ていることがあります。そのときの株価の反応をチャートから読み取ることも大切です。
下降トレンド銘柄はバリュー株投資の対象
また、右肩下がりのトレンドが延々と続いて、ローソク足も短くなり、それ以下に下がる余地が少なくなっているような銘柄が、バリュー株投資では対象となります。
このような銘柄には、投資家は株価上昇を期待していません。
逆に、既に高く評価されている株の場合、そこから株価が更に2、3倍になるためには、誰もが驚くような好材料が必要になってきます。
下降トレンド銘柄のメリット(下降しきっている場合)
・株価が低迷していて投資家が注目していないような銘柄の場合、わずかな好材料がでるだけでも大きく見直される可能性がある
・注目する投資家が少数だからこそ、誰よりもも安く買える
・悪材料が出たとしても、予想範囲内で既に見放されている場合、もう株価も下落する余地がなくなっている場合が多い
・コロナショックのように景気が悪い時はどの時代よりも安値で購入することができる
下降トレンド銘柄のデメリット
・さらなる低迷が続く可能性もゼロではないいこと
・下落してから復活するまでに時間がかかりすぎる場合もあること
このデメリットに注意して投資をしていきましょう。
このデメリットの銘柄を排除し銘柄選定を性格に行えば実際は、一度落ち込んだ銘柄が、リバウンドで復活を遂げるケースは多くあります。
下がる余地が少なく、戻ったときのリバウンドの大きい銘柄は狙い目です。
また、資産の内容が良く、新しいアイディアで斜陽の景気の悪い時代を生き抜く実力を秘めた企業があれば、バリュー株投資の絶好の対象となります。
まとめ
上記のように、下降トレンド銘柄は、 バリュー株投資 の対象としては最適です。
ここで利益とできるか損切りになるかは、銘柄選定がカギです。
結局、その企業の経営状態・財務状態を読み込めた投資家が利益を出していきます。
皆様も、企業の経済状態や財務状態の数字を把握できるように、共に確実に利益を残していきましょうね(^^)
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