イベントドリブンについて説明します。
目次
1.イベントドリブンとは
2.指標前後の値動き
3.まとめ
イベントドリブンとは
経済指標の思惑と結果により短期で動く値動きの中トレードする手法を「イベントドリブン」といいます。
ファンダメンタルズから、大きなリスクを引き受けて値幅を取りに行く手法になります。
アメリカの雇用統計そ例に説明します。 (雇用統計とは ⇒ 【 雇用統計 】表で解説!FX経済指標で最重要)
アメリカの雇用統計は毎月大1金曜日の夜9時に発表されます。
それを前にヨーロッパ時間になると、様々なルーモア(噂)が流れます。
事前の参考指標がこれまでの数値よりも上下に乖離している場合は、予想値や前回の数字と大きく上下に振幅する可能性が高いです。
この短期間の大きな値動きがリスク指向投資家のターゲットとなります。
注目度の高い指標の場合、発表直前までにかなりの思惑トレードが入ります。
強いというルーモアであれば買い、弱いというルーモアであれば売りとなります。
しかし、実際このファンダメタルズによるポジション選択は有効です。
発表前のルーモアで買うのは一見ギャンブルのように思えますが、トレード手法の1つとしてはあります。
具体的には、損小利大の割合を極端にしておけば(損10%・利90%の値幅等)、ルーモアでポジションを持ってもトータルでの利益は伸ばすこともできるからです。
何より、注目度の高い経済指標の発表直後は、テクニカル分析よりファンダメンタルズ分析が優位だからです。
発表後だとボラティリティが大きすぎて、損切りラインに無駄に当たってしまうため、まだおついているルーモアの時点でポジションを持っておくことは利益に繋がることもあります。
そのため、損切り利確のラインによってはとても有効になります。
指標前後の値動き
発表がルーモア通りだった場合
・引き続きルーモア通りのトレンドを継続
・ルーモア通りというところで材料出尽くしとみられ、発表後急伸するが全値戻しもしくは半値戻しする
発表がルーモアと逆だった場合
・ルーモアの結果と逆のトレンドに転換してそのトレンドを継続
・ルーモアと逆のトレンドになるが、行き過ぎて反発の全値戻しもしくは半値戻しする
FXでのポイント
再大注目指標を挟む思惑で動きは、ボラティリティが激しいため、値幅をとれることが出来る分、必ず損切りラインを逆指値で引いておきましょう。
経済指標発表後であっても、星5つ級の指標であれば、その後もトレンドはその経済指標に沿う確率が非常に高いです。
そのため筆者も、このトレード手法を最も得意としています。
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