【芸術の世界ほど、土台は資本主義】実体験を元に痛感

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芸術の世界を知れば知るほど、「資本主義だなあ」と感じます。

今回は、それをテーマに説明していきます。

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芸術の世界ほど「土台が資本主義」な事実・その理由

芸術の世界(アート・音楽など)に入り込むほど、「土台は資本主義だなあ」と痛感させられます。

痛いほどに。

これ、芸術の世界を知っている人ほど感じるのではないかなあと思います。


良い具体例があるので、その具体例に基づいて説明していきます。

維持費を払い続けることのできる家系の子のみが、楽器を演奏できる

絵の世界は初期費用があまりかからない(あくまでも初期費用は)ため、導入までは容易です。

しかし、音楽の世界だけは、導入する際に差があるのです。(これはスポーツの世界でも同様ですね)

私が痛感したのは、バイオリンです。

バイオリンがわかりやすい例なので、この例でお話ししていきます。

バイオリンを知ることができる家系・環境で育ったか?

バイオリンの参入障壁は高いです。

導入自体がかなり難易度が高いものになっています。

まず、バイオリンという楽器が学校に置いていません。(私立とかだと置いてあるのかな?)

始めたかったとしても、取り掛かれる場所がないのです。

では、子どもはバイオリンをどうやって知るのでしょうか?

テレビでバイオリンの音色を聞いた?音楽の教科書で知った?→それだけでは「始めてみたい、弾いてみたい」という欲求には結びつきづらいです。

すると、バイオリンについて知りようがないのです。(存在は知っていますが、弾くまでに至らない)

では反対に、バイオリンを弾いたことのある子どもは、どこでそれを弾いてみることができたのでしょうか?

答えは「」と「環境」です。

両親や親族に、音楽に精通している人が存在する場合は、その子も自然と音楽の世界に触れる機会があります。

すると、その音色や芸術性から「弾いてみたい」という欲求に結びつくことはありますね。


後は環境です。

私立の学校に通っている子は、周りの親が趣味で楽器を演奏していたり、職業で楽器を演奏しているパターンがあるのでそこでバイオリンを知ることができます。

富裕層ほど芸術の世界に浸れるので(原理は後程説明します)、私立の学生だとその機会に触れやすいからです。


また、レッスン教室があるかどうかも重要です。

都会は比較的に様々な習い事のできる施設が充実していますが、田舎の場合はピアノのレッスン教室しか存在しません。

トライさせてみたかったとしても、都会以外はレッスン教室が周りにないという環境になります。

となると、教えられないので始められませんよね。


始めてみたい動機はここまでにします。

ここからは、初期費用・維持費のお話しをしていきます。

初期費用・維持費を払える経済力があるかどうか?

子どもの楽器演奏の費用は誰が払うの?→親です。

上記では、親が楽器演奏の発想があるかどうかについて説明しましたが、

ここからはそれを支払い続ける力があるかどうかについてのお話です。


楽器には、初期費用がかかります。

まずは、楽器自体にかかる費用です。

バイオリンは比較的初期費用はそこまでかかりませんが、ピアノを本格的に始めるとなると(アップライトピアノやグランドピアノ等)高額出費になります。

スタートラインはここからです。


そして演奏するには、その演奏方法を知る必要があります。

つまり習い事に通わせ続けられる費用です。

週1で通ったとしても、月5万円程度はかかります。

ピアノのレッスン教室であれば田舎にもありますが、バイオリンのレッスン教室となると田舎にはありません。

仮に都会で育ったとして、通わせられるとしても「月5万円を子どもの趣味に払い続けれる家系はどれほどありますか?」というお話になるので、可能層が狭まります。

また、それが塾などの将来性があるものであれば投資になりますが、演奏は趣味に過ぎないのです。(職業として演奏者になるにはもっともっと富裕層である必要性がある)

そうなると、その趣味ごときに月5万円払い続けられる親がどれほどいるのでしょう?

よほど裕福でないと不可能なのです。


そして最後に、かかり続ける維持費です。

楽器のメンテナンス費用や、(ピアノなどの大きなものであれば)運送費用がかかり続けます。

これらも、支払い続けられるかがポイントになります。

演奏者は、富裕層のトップから生まれている

では、芸術に幼少期からのめり込むことができている人について確認していきましょう。

2パターン存在します。

・趣味や娯楽に存分にお金をかけ続けることができるトップ富裕層の子ども(約90%)

・一般家系もしくは貧困家系で生まれたが、反対されても貫き続けた子ども(約10%)

富裕層のトップから演奏者が生まれ続ける理由

際限なく維持費をかけ続けられる家系

上記で説明した通り、1楽器に対してつき5万円払い続けられる家系なのは前提です。

その上の層についてです。

親が「この子に才能があったら演奏者にしよう!!」と思っていたら、際限なく金額をかけれる世界です。

・習い事の頻度

・先生の質

・コンクール

・コンテスト

これらに惜しみなくお金を払い続けられる家計の中から、演奏者は生まれているのです。

大抵の家系は、どこかで資金ショートします。

「この子は稼がなくて良い」という親のマインド(一般的な仕事をするように一切押し付けない)

あと、マインドも大切です。

一般家系の親は、例え習い事をしていたとしてもどこかで「勉強するように」「良い就職ができるように」と促してきます。

将来的なリターンがある方を優先させるため、習い事の費用を塾に変更したりします。

これが一般的で、ごく普通の家庭です。


演奏者を生み出す家系は、このようなことをしません

「うちは財閥だから、この子が稼がなくても何の問題もない、好きなことをするといいわよ」

「例えこの子が芸術に没頭した結果稼げなかったとしても、私が払い続けるから何の問題もない」

このようなマインドを親が持っている必要があります。

でないと、際限なくお金を使い続けることができません。

最も才能がある者が演奏者になるのではなく、「富裕層の中から才能がある者」が演奏者になれる

このトップ富裕層は、一般家系に生まれると中々お見かけできないので実感しづらいです。

とても分かりやすい例があります。

ペントハウスというネットフリックスのドラマです。

Netflix

このドラマは、韓国のトップ富裕層の物語です。(フィクションですが、分かりやすい例です。)

テーマは声楽(歌)になります。


貧困層から声楽を始めた主人公は、富裕層の権力や財力に負けて様々な壁が生じます。

しかし、富裕層から生まれているライバルの子は、惜しみなく財力をかけられているので容易にコンクールで結果を残せたりするのです。

土台が違うのです。

このドラマが非常に分かりやすい例です。


世の中で最も才能がある者が演奏者になるのではなく、「富裕層で生まれた子の中で」才能のある子が演奏者になる世界なのです。

貧困層で生まれていたら、どれだけ才能があっても演奏したくても、楽器に触れることすらできないのですから。

楽器を使い続けられる環境にいる子から選ばれているのです。

演奏者になるには、幼少期からコンクールやコンテストで結果を残し続けている必要がある

本気でプロ演奏者になるには、大人になってから楽器を習っても遅いのです。

小学生の頃から実績をつくっておく必要があるのです。


ビジネスだったとしたら、50代から始めても遅くはありません。(実際にケンタッキーの創業者は、65歳の時に起業して成功しています。)

大抵のことは、どの年代から始めても遅くないのです。

しかし音楽の世界だけは、幼少期からの実績が物を言うのです。幼少期からの実績が必要になるのです。(狭き狭き門だから尚更)


実際に、今をときめく吉村妃鞠(よしむら ひまり)さんは、12歳ですが世界一のバイオリニストと言われています。

前澤さんが、ストラディバリウス(という世界一のバイオリン)を貸出されている人物です。

母親がヴァイオリニスト・父親が音楽家

3歳の頃からバイオリンを始め

6歳にはコンクールで1位を取り続け(この時点で国内外約42以上)

10歳にはカーティス大学院(合格率4%)という大学に最年少で合格し、(授業料免除で)通う

また凄いのが、8歳頃には英検準2級まで取得しているしドイツ語まで話せます。

更に空手やピアノでも実績を残している超英才教育を受けてきた子です。(バイオリンだけでないのもまた凄い)


演奏者は、このように幼少期から結果を出し続けているのです。


このかたはまさに才能。日本の宝ですね。

この才能が発見されて世界が喜んでいるほどの、ジーニアスです。ブラボー!!!

本当に美しい演奏で、圧巻です。


そして作家の人生の本まで読み尽くし、「人生まで知っていると表現しやすい」とも述べています。

英才教育だけでなく、才能だけでなく、努力まで凄まじいのです。

この年齢で、英検準2級・ドイツ語話せる・空手とピアノでも実績を残すを可能としている彼女が凄いです。

この濃い時間の積み重ねをしている彼女が大人になったら、一体どんな表現で演奏するのかもまた楽しみですね。

HIMARIさんのコンサートに行きたくて、チケットの発行を楽しみにしている私です。

綺麗な音色は、人の心を感動させますよね。素晴らしいです。

心から応援しています。

実体験を元に

私が習い事に通い続けられた理由(感謝)

私の家系は、田舎の一般家系でした。

離婚前までは、田舎にしては裕福な家で生まれたようなので、趣味でピアノ教室に通い続けることができました。(その他、塾や英会話教室やバレエやスイミングも)

詳細→【 習い事ランキング4選 】実際にありがたかった習い事・将来子供に通わせたい習い事

とてもありがたいと思っておりますし、感謝しています。ありがとうございます。


しかし田舎だったため、ピアノのレッスン教室しか存在しませんでした。

もし都会に生まれていたら、私はバレエでなくバイオリン教室を選択したことでしょう。

田舎なので、周りにも(そもそもレッスン教室が存在しないのですから)バイオリンを習っている子はいません。

だから、バイオリンを知りようがなかったのです。


大人になってから色々な経験を積み、バイオリンの音色に惹かれて習い事に通うことにしました。

このように、「どこに生まれて住んでいるか」によってもその楽器に出会えるかは運命になるのです。

(「運命は自分で決めるものだ」と私は本気で思っているタイプですが、芸術の世界だけは運命は決まっていると考えています。富裕層にしかできないものはあるので、そこだけは運命が決まっていると考えています。)


しかしうちもトップ富裕層ではなかったため、習い事への費用がどんどん塾への費用へと変わっていきました。

いい大学へ行くためです。

しかし塾に通わせてもらったことにもとても感謝しています。

比較から幸せは生まれません。

私はとても今の人生に感謝しています。ありがとうございます。

大人になってからは、仕事が落ち着いてからバイオリンを始めた(やはり芸術と経済力は結びついていると実感した)

私が大人になってから通った習い事は、英会話教室(幼少期から通っていた英会話教室を再開した)・バイオリンです。(ジムなどの一般的なものは省きます)

英会話教室は、海外旅行においてできたらより豊かになるし、ビジネス的にも使えるかもしれないので経済力関係なく始めました。(ここに関してはリターンがあるので自己投資みたいなものです。)


しかしバイオリンを習い始めるタイミングは、確かに躊躇しました。

バイオリンといっても趣味なので、趣味にどこまでお金と時間を使い続けられるか問題が発生するのです。

特に若い頃に重視すべきなのは時間です。

演奏となると習得にまで(趣味に発展できるまでに)時間がかかります。

【バイオリン、始めました】難易度をピアノと比較

若い時は特に「この大事な時期に、趣味にそんなに時間をかけて良いのか?」「他にもっとやるべきことがあるのではないか?」と葛藤します。


趣味に時間をかけるくらいなら仕事に時間を費やしたほうが良い(個人事業主だから特に)し、もっと将来の可能性が広がるようなことを先にすべきでは?と懸念し続けて、

結局29歳という「挑戦をテーマにした年」に開始しました。


仕事がひと段落していたし、挑戦するぞ!!という年にしたかったので、この2つがなければ始めていなかったかもしれません。

特に、挑戦がテーマの年だから始めましたが、挑戦がテーマでなければトライしていなかったかも知れません。


だから上記で記載しているように、仕事が落ち着いてかつ時間を使っても良いと思えるタイミングが揃っていないと始めないだろうなあとよく分かるのです。

トップ富裕層の人のお話

先祖代々のトップ富裕層のお家柄出身の知人からお話を聞くことができました。

まずお食事にかける額が違います。桁ごと違います。

そのお家柄で育った知人が言っていました。

良い音色と悪い音色をなぜ聞き分けられるか、知ってる?

良い音色を聞いているからだよ。

本物を知っている人は、偽物との違いが分かる。

でも、本物を知らない人は、本物と偽物の区別ができない。

なぜなら偽物しか見たことがないから。

小さい頃から本物に触れ続けていると、本物と偽物の違いが分かるようになるんだよ。


よく給食で「グリーンピースが嫌い」という子がいるけど、あれはなんでだと思う?

理由を聞くと「パサパサしているから嫌い」と聞くんだけど、あれは本物のグリーンピースを知らないからだよ。

本物のグリーンピースは、パサパサなんてしていない。

あんなパサパサのグリーンピースを食べるから嫌いになるんだよ。そりゃそうだよ。

本物のグリーンピースを食べてみたら、グリーンピースが嫌いになんてならないと思う。


バイオリンの「この音色が綺麗だ」と分かるのは、なぜだと思う?

綺麗な音色を聞いたことがあるからだよ。

綺麗な音色を聞いたことがない人は、その音が綺麗かどうかも分からない。

(その前に、聞いても何の楽器かも分からない)


質の違いは、幼少期からの積み重ねでないと分からないんだよ。

五感で感じて、その感覚に慣れていないと「質の違い」が分からない。

でもそれは、幼少期からの習慣なんだよ。

その慣れでしか分からないんだよ。

幼少期から体感しているから、その質が分かるんだよ。


これを本気で語ってくれました。

歴史的に代々続くお家柄に生まれていない私に対する嫌味とかでなく、素で教えてくれました。

善意で教えてくれたのです。

このように、富裕層でなければ味わえないことって、あるのです。(トップ富裕層であればあるほど)

私は代々お家柄の良い人にあまり出会ったことがなかったので、貴重でした。(お家柄が良すぎる人ほど自分の身分を暴露してくれないから、相当仲良くならないとお聞きできない)

その場では、この世の事実に直面して凍りつきました。

なぜなら自分は違うからです。それを体験しに幼少期に戻れるわけでもないので、生まれ変わることでしか味わえない世界を知りました。(努力ではどうにもできないことだから)

かといって、そのお家柄だからこその悩みもあるようです。(良さを知りすぎて逆に生きづらいなど)

でもその人が教えてくれなかったらそんな世界を知らなかったので、教えてくれてありがたかったです。

ありがとうございます。

小学生の時のお友達のお話

私はありがたいことにピアノのレッスンを受けることができましたが、

「ピアノを習いたい」と言っても、親に反対される子が周りにいました。

反対理由は

「ピアノに通わせられるお金がない」「うちは兄弟が大勢いるんだから、我慢して」等でした。

悲しくなるのですが、親が反対するとその子は楽器に触れられないんですね。


それでもそのお友達は「それでもどうしてもピアノを弾いてみたい」と4年間言い続け、電子ピアノを買ってもらっていました。


ピアノは、比較的容易に始められる音楽でもあります。(クオリティと本質を求めなければ)

ピアノの場合、本格的にアップライトピアノやグランドピアノを購入しない限り、オモチャではありますが電子ピアノで演奏することが可能です。

それで弾いていました。


しかしやはり教わっていないと、基礎ができないのです。

ピアノでいう

・弾く際の手の形やポジション

・電子ピアノでは表現できない音の伸ばし方や強弱

習得しようと思っても、仕切れない部分もあるのです。


どの家庭が良いか悪いかを言うつもりはありません。

その子にはその子の恵まれたところがあるし、その逆境が今後に生きる可能性だってあるのです。

隣の芝生は青いだけで、どの家庭にもそれぞれの幸せがあると信じています。

しかし生まれながらにして可能性の幅が違うことだけは悲しく思いました。


もしかしたら私も一切楽器に触れられないご家庭で生まれていたかもかもしれません。

もしかしたら私もコンサートに出続けられるご家庭で生まれていたかもしれません。

世の中は不平等だなあと悲しくなることもありますが、自分の人生を正解にしていくのが人生です。

不平不満を言っている場合ではないのです。

一度きりの自分の人生を、いかによくして幸せに生きるかが重要なのです。(最終結論)

まとめ

皆様はどう感じましたか?

私は、音楽の世界と資本主義の繋がりを記載してみました。


芸術は、資本主義×才能の奇跡なのです。

皆、奇跡を感じに行きたいのです。

だからコンサートに足を運ぶのではないでしょうか。

私も実体験として味わいたいので、コンサートに行きたい派です。


そして私は今後も、自分の人生をよりよく幸せにして生きていきます。

確かに不平等さを感じることは多いですが、それはプラスになっているかもしれません。心の痛みが分かるのですから。その分優しくなれることだって、あるのです。

だから私はこの人生を正解にしていける(というか自分が納得できる人生にする)ように行動し続けます。

人生一度きりですからね。

皆様もそれぞれ特有の形を活かし、幸せに過ごしていってくださると嬉しいです。

投資マインド
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