今回は、仮想通貨「Harmony」(ONE)について解説します。
Harmonyとは・創立者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性の順で説明します。
Harmony(ONE)とは
Harmonyは、分散型アプリケーション(DApps)の作成と使用を容易にするために設計されたブロックチェーンプラットフォーム上の仮想通貨です。
このネットワークは、数秒でブロックを作成できるランダムステートシャーディングに焦点を当て、分散型アプリケーションの仕組みを革新することを目指しています。
Harmonyの公式ホームページはこちらです。
Harmonyの創設者
Harmonyの創業者兼CEOはStephen Tse氏です。
ペンシルバニア大学で仮想通貨プロトコルと類型論における博士号を習得しました。
学位を取得した後、Tse博士はマイクロソフト社で研究員として働きました。
2006年からはGoogleのシニアエンジニアとして4年間勤務しました。
2011年には、後にAppleが買収した検索エンジンSpotsetterを設立し、成功を収めました。
2014年、Tse博士はAppleのプリンシパルエンジニアに就任しました。
2017年に彼はHaomonyを設立しています。
Harmonyの創業チームは12名で構成されています。
そのうち7名はGoogle・Apple・Microsoft・Amazonの元社員です。
Harmonyの特徴
ランダムステートシャーディング
Harmonyは、数秒でブロックを作成できるランダムステートシャーディングに焦点を当てています。
メインネットのHarmonyは、処理速度と検証に重点をおき、ブロック作成に革命を起こすことを目指しているからです。
シャーディング処理を導入することにより、ノードの検証時間を大幅に短縮することを可能としました。
VRF
ノードの保護と検証プロセスの安全性を確保するため、Harmonyでは偏りのない予測不可能なシャードメンバーシップを実現するVerfiable Random Function(VRF:公開鍵をキーとする暗号化ハッシュのバージョン)を購入しました。
つまり、ノードとバリデーターはランダムに割り当てられるということです。
同プロジェクトのHarmony Grantsプログラムは、イノベーションを支援し、開発者をHarmonyメインネットに呼び込むことを目的とした取り組みです。
Harmony(ONE)の供給量
ONEの最大供給量は、12,600,000,000トークンです。
総供給量のうち、22.4%が初期シードラウンドでの販売に充てられました。更に12.5%は、ローンチパッドの追加販売のために用意されました。
Harmonyの創業者チームと開発者は、全体の16.9%を受け取りました。
ONEトークンの約26.4%がプロトコル開発に、21.8%がエコシステ開発に向けられています。
EPoS
Harmonyは、Proof of Stake(PoS)コンセンサスの新しいバージョンである「EPoS」を導入しています。
EPoSはEffective Proof of Stakeです。
何百人もの検証者が同時にステーキングを行うことができます。
このコンセンサス手法は、Harmonyネットワークで採用されているシャーディングの考え方に基づいて開発されました。
EPoSは、PoW(詳細→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?)とコンセンサスメカニズムとは異なり、処理時間の短縮と拡張性の向上を目指して設計されています。
具体的には、PoWが大量の電力と計算機を必要とするのに対し、ステーキングコンセンサス方式はバリデーターとなる豊富なバリューホルダーに依存します。
Harmonyでは、より多くのノード・オペレーターを惹きつけるために、ステーキング報酬の強化も検討しています。
Harmony Open Stakingイニシアティブは、ネットワークとのインタラクソンを促進し、最高額のONEトークンを持つステークホルダーに報酬を与えます。
ONEの上場している仮想通貨取引所
ONEは、下記の仮想通貨取引所に上場しています。
・Binance
・MXC.COM
・Houci Global
投資における将来性・まとめ
EPoSはまた新しい開発されたコンセンサスアルゴリズムですね。
Effectiveは効率性という意味で、PoSの効率が良い(何百人もの検証者が同時にステーキングできる)バージョンということですね。
そしてDAppsに特化しています。
しかしDAppsに関しては競合も多いため、Harmonyでないとならない強固な理由が欲しいですね。
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