【 劣後債とは 】分かりやすく解説

劣後債とは

劣後債とは、発行企業の倒産時には、一般の債券と比較して弁済順位が劣る債券のことです。

つまり劣後債とは、普通社債と比較して、元本と利息の支払の順位が低い社債です。

企業が発行する社債の一種で、劣後社債とも呼ばれています。

普通社債の元利金などが全額支払われた後でなければ元利金が支払われず、社債でありながらも株式に近いです。

そのため、利回りは高めに設定されています。

詳細

発行自体が破綻する等、劣後自由が発生した場合、一般債権者（普通社債保有者等）の債務弁済完了後に残余財産が劣後債保有者に弁済されます。

劣後債は残余財産の弁済順位が最も優先される普通社債と、弁済順位が最も低い株式との中間的な性質があります。

金融機関が発行する劣後債は、一定の制限により自己資本への参入が認められているため、自己資本比率を増強する手段として発行されることがあります。

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