今回は、決算書における「現金過不足」について解説します。
現金過不足とは
現金の収支は、日々記録されます。
簿記に記録した現金の残高(帳簿残高)と実際の金額(実際有高)が一致しなことがあります。
この場合の、帳簿残垢と実際有高との不一致を、現金過不足と言います。
※現金過不足の処理方法→決算書における【 現金過不足の処理 】分かりやすく解説
現金過不足が生じた時
現金の帳簿残高と実際有高に不一致が生じた時は、現金の帳簿残高た実際有高になるように、帳簿上の現金(資産)を調整します。
この時の相手科目(不一致の金額)を、現金過不足という勘定科目で処理します。
帳簿残高が、実際有高より多い場合
現金の帳簿残高が、実際有高より多い場合、帳簿上の現金(資産)を減少させて、実際有高に合わせます。
また、相手科目は現金過不足で処理します。
帳簿残高が、実際有高より少ない場合
現金の帳簿残高が、実際有高より少ない場合、帳簿上の現金(資産)を増加させて、実際有高に合わせます。
また、相手科目は現金過不足で処理します。
原因が判明した時
現金過不足の処理をした後で、不一致の原因が判明した時は、原因が判明した分の原因過不足を減少させ、該当する勘定科目に振り替えます。
帳簿残高が、実際有高より多い場合(現金過不足が借方の場合)
借方に計上させている現金過不足を減らし、相手科目は該当する勘定科目で処理します。
帳簿残高が、実際有高より少ない場合(現金過不足が貸方の場合)
貸方に計上されている現金過不足を減らし、相手科目は該当する勘定科目で処理します。
まとめ
株式投資では、決算を読み込むために簿記の知識もあると優位になります。
今後も決算を読み解いていきましょう。
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