今回は、株式投資の「中長期投資の銘柄選定」について説明していきます。
中長期投資で重要視すること
中長期投資において重要視することは、潰れない会社(倒産しない会社)に投資するということです。
なぜなら、投資している会社が倒産してしまったら投資元金全てを失うからです。
また、予測できなかった事態が起こったとしても、安全な会社に投資してた場合、長期保有していれば後々上がるという見通しもあるからです。
逆に、下記のポイントを押さえていない倒産リスクのある会社に投資していた場合、(コロナ等)予測できなかった事態が起こった場合すぐに利確または損切りをしなければなりません。
バリュー株等短期間の売買を目的としている場合、下記のポイントは見る必要がないかもしれませんが、中長期での投資を考えているのであれば、倒産しないというポイントは最も重要となります。
今回は、コロナ禍という視点も踏まえて説明していきます。
中長期投資において確認しておく項目
営業利益率
営業利益率=営業収益(売上高・その他の営業収入)-営業費用(原価・販売費・一般管理費)
営業利益率では、その会社の収益性をみることができます。
本業で稼ぎだした利益ということになります。
40%を超えると収益率が極めて高いと言えます。また、40%を超える会社はほぼありません。
自己資本比率
自己資本比率=純資産÷総資本(負債+純資産)×100
仮に、自己資本比率が90%ということは、他人資本が10%ということになるため、潰れる可能性がとても低く、安全な会社と分かります。
80%以上で非常に高いです。(ほとんどの会社が80%まで届きません。)
有利子負債
有利子負債とは、利息を付けて返さないといけない負債のことです。
具体的には、銀行からの借入金や社債のことです。
有利子負債が多すぎると、経営上、利息の返済が大きな負担となるため、企業の健全性を測るうえで重要な指標の1つです。
有利子負債がないということがポイントです。
コロナ禍での経営状態
・コロナ禍・緊急事態宣言時に黒字
・前年同月比で増収できている
2020年4~5月に東京で緊急事態宣言が出ていました。
その期間の財務状態がどのようであったかが現代の株式投資においてとても重要になっています。
それだけ良い会社であっても、この期間に財務状態がよろしくない会社は、今後も懸念されるからです。
なぜなら、実際に緊急事態宣言2回目が出ていますし、コロナ変異種も出ておりいつまた緊急事態宣言が出るか分からない状態だからです。緊急事態宣言が出ていなかったとしても外出自粛の傾向は続いていくため、コロナが完全に解決されるまで考慮していかなければならないからです。
その他
・現金等残高
・余剰金
・現金は年商の半分以上であるか
・比較企業の決算
これらの詳細はこちらで述べています。 ⇒ 【 銘柄選定チェックリスト92項目 】株式投資
まとめ
その他でも記載してあるように、会社の財務状態を確認できればできるほど株式投資への安全性が高まります。
その他に関しては、また長くなるため追々詳細を書いていきますね。
株式投資は、どれが上がるかということも視点として必要ですが、どれだけ損する可能性が低いかということも中長期投資ではとても重要な視点になってきます。
皆様も安全な株式投資ができますように(^^)
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