決算書における【外貨建荷為替手形】分かりやすく解説

今回は、決算書における「外貨建荷為替手形」について解説します。

荷為替手形とは

荷為替手形とは、遠隔地取引等における決済手段として、商品の引き換え金である貨物代表証券（貨物引換証や船荷証券）を担保に、振り出す自己受荷為替手形のことです。

外貨建荷為替手形とは、外貨建で振り出される荷為替手形のことです。

遠隔地は国内とは限りません。

取引相手が海外企業であることも珍しくありません。

外貨建荷為替手形の会計処理については、売主が荷為替手形を銀行で割引く時に、自己受為替手形の振り出しと自己受為替手形の割引を合わせた処理をします。

ここまでは、国内で荷為替を取り組んだ時の売主側の処理と同様です。

外貨建である場合、取引発生時の為替相場で換算します。

荷為替手形を引き受けたときは、支払手形で処理します。

また、貨物代表を受け取るために、未着品を計上します。

その後、貨物代表証券と引き換えに商品を受け取った時に、未着品から仕入れに振り替えます。

ここまでは、国内で荷為替を取り組んだ時の買主がわの処理と同様です。

外貨建である場合、取引発生時の為替相場で換算します。

株式投資や経営において、決算書の理解は必須になります。

その際、簿記の知識も生かして理解を深めましょう。