【 自己株式とは・自己株式取得・自己株式償却・自己株式処分 】分かりやすく解説

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自己株式とは

自己株式とは、株式会社が発行する株式のうち、自社で取得し保有している株式のことです。

別名、金庫株と稀に呼ばれることもあります。


現在では、自己株式は無制限かつ無期限での保有が認められています。

しかし1日に注文できる数量・値段の制限は設けられています。

更に自己株式は、再交付・償却も認められています。

自己株式取得とは

自己株式取得とは、株式を発行した会社自身が株式を取得することです。

企業側の自己株式取得のメリットは、配当の経費をコストカットできること・ストックオプション(自社株を予め決められた額で取得できる権利)等です。

企業側の自己株式取得のデメリットは、会社の資金減少です。

非上場業の場合は、特定の株主から自己株式を取得する傾向があります。

上場企業の場合は、特定の株主や市場で不特定多数から自己株式を取得する傾向があります。

自己株式取得のためには株主総会での決議で出席議決権の3分の2以上の賛同を得ると議決されます。



自己株式の取得は、分配可能額(その他資本剰余金の額+その他利益剰余金の額)の範囲内でできます。

しかし単元未満株式の倍異臭請求に応じる場合・無償取得する場合の他会社の事業全てを取得する場合・吸収合併や吸収合併による継承の場合は、規制は設けられていません。

自己株式消却・消去とは

自己株式消却と消去の意味は同じです。

自己株式消却とは、会社が所有する自己株式を消滅させることです。

自己株式の消却は、発行済株式数が減少するということです。

そのため発行済み株式の調整を目的として行われます。

手続は、投機をして取締役会の決議・取締役の過半数の決定により可能です。

関連記事→【 自己株式調整済み負債比率とは 】ウォーレンバフェットさんが生み出した比率・計算式

自己株式処分とは

自己株式処分とは、会社が所有する自己株式を売却することです。

自己株式の処分の目的は、資金調達等です。


ちなみに自己株式処分と自己株式消却の違いは、自己株式処分は発行済み株式数が減少せず、自己株式売却は発行済株式数が減少するということです。

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