決算書における【中途解約】分かりやすく解説

決算書における「中途解約」について解説します。

中途解約とは

ファイナンスリース取引は、基本的にはリース期間の途中で解約することはできません。

しかし、貸手側の事情により、リース契約を途中で解約することがあります。

このことを、中途解約と言います。

例えば、生産を増やすために、リース契約を行ったが、急芸に業績が悪化し、生産を縮小する場合などにリース契約を解約することがあります。

ファイナンスリース取引に係るリース契約を中途で解約した場合、そのリース資産は返却しなければならないため除去処理が必要になります。

そこで、リース資産の未償却残高をリース資産除去損として処理します。

リース契約を中途解約する場合、貸手への中途解約による損害金（違約金）の支払いが必要になります。

この場合、リース債務の未払い残高と損害金の差額をリース債務解約損として計上します。

株式投資や経営においても、決算の読み解きは必須になります。

そのため簿記の知識も活かしてより決算書を深く理解しましょう。