【 FXにおける債務不履行 】実際にデフォルトとなった国・その後まで解説

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FXにおける債務不履行について説明します。

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債務不履行とは

欧州債務危機が日常的になってしまった昨今ですが、この間に金融市場で身近になったのが「債務履行(デフォルト)」です。

デフォルトとは、債券の発行者が財政悪化で利払いや元本の償還を行えなくなることです。

【 デフォルト(債務不履行)とは 】種類(履行不能・履行遅滞・不完全履行)まで分かりやすく解説

例えば、ある会社の債券を購入したが、その利息の支払が遅延・停止したり、その債券自体がなくなったりすることです。

債券はそもそもローリスク・ローリターンで元本保全・利息メインで安定的に運用するものです。

しかし、それは債券の発行元の財政的な基礎がしっかりしていることが前提です。

一般の投資家がそれを判断することは困難なため、その基準を提供しているのが格付け会社です。

国家の国債を保有するということもあります。

そのため、その発行元の経済が崩れ、債券の元本回収ができないとなると、投資した資金が大きく損失となるため、これが買い手側の国家にも厳しい金融不安につながります。

実際にデフォルトとなった国

ギリシャ

ギリシャは、リーマンショック以降、財政不安が生きに深刻化しました。

そもそも独立から180年、その半分はデフォルトしており、更に遡れと、期限残377年に世界初のデフォルト状態に陥っていました。

アルゼンチン

アルゼンチンは、2001年にデフォルトとなりました。

アルゼンチンは以前は豊かな先進国でしたが、戦後、政治の混乱に伴い、経済も低迷していきました。

このようにして、経済成長率-11%、失業率20%を超える厳しい経済状況に追い込まれ、デフォルト宣言をしました。

デフォルト当時にアルゼンチンで起こったこと

・ハイパーインフレの進行

・900日間の預金封鎖

・週250ドルまでの預金引き出し制限

・銀行の貸付はドルのみ

デフォルト後

デフォルトした後は、下記のような流れとなります。

デフォルト宣言

国債暴落

ハイパーインフレ進行

経済低迷

マーケットから退場


このように、最後はマーケットから退場せざるを得ない状況まで考えられます。

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