今回は、ディズニー映画のリトルマーメイド実写版に関する感想・アニメとの違い・変化について考察しました。
ディズニーファンの私は、ディズニーの実写版やアニメをほぼ視聴させていただいています。
ディズニーが与えてくれる夢が、大好きです。
何回も繰り返し視聴しているため、これまでのディズニーと比較して感想を述べていきます。
アリエルはディズニープリンセスの中で最も人気のため
— Miori (美織) (@mioriescom) July 6, 2023
従来のように「アニメを忠実に再現」することで、過去最高売上高を見込めたはず。
しかし今回は
ストーリーを大幅に変えた🎥
そのため
世界的には他の実写版より売上高が少ない📉
そこまでしても
「世界を変えたい」という思いが伝わってきた🌎
ディズニー映画のこれまでの傾向〜既存のアニメに寄せる傾向があった〜
これまでのディズニー実写版と比較していきましょう。
まずは、比較しやすいディズニープリンセスから✨
他のディズニープリンセス実写版と比較
シンデレラ
シンデレラは、アニメの内容がほぼ忠実に再現されています。
ストーリー・内容・視覚的にも、ほぼアニメ通りです。
むしろ、シンデレラ実写版が最もアニメに忠実に再現されている映画になります。
視覚的に、なんて美しい映画なんだと感動した記憶があります。
キラキラしていて美しい、女性の憧れのような視覚的要素(お城・魔法のキラキラ・金色のカボチャの馬車等)が沢山伺えます。
美女と野獣
美女と野獣の主人公ベルは、エマ・ワトソンが演じていました。
これがまた美しすぎました。
エマ・ワトソンは、「世界で最も美しい人」に選ばれており、まさに「世界の美の基準」となるような人物です。
(ちなみにエマワトソンは、シンデレラのストーリーに共感できなかったため断ったが、美女と野獣の役は引き受けたそうです。ベルは優しいし勇敢だし賢いから共感できたのでしょうかね。)
エマワトソンとお城という、素晴らしすぎるゴージャスな映画に仕上がっていました。
本当に、絵的に美しいです。
圧巻です。
シンデレラとはまた違う、凛とした美しさでした。
アニメだとややお城が暗いため、視覚全体的にやや暗めのアニメになっています。
しかし実写だと、お城自体が美しいため視覚的に明るくなっていました。
それもあり、美女と野獣はアニメより実写の方が見やすいし絵的に綺麗です。
そのため、背景・主人公共にアニメを超える美しさを出してきたため驚きました。
アニメが実写を超えることはない、と謳われてきましたが、美女と野獣だけは実写がアニメを超えています。
内容に関しては、アニメのストーリーを忠実に再現されており、特に大きな変更点はありませんでした。
アラジン
アラジンの内容も、ストーリー・内容・視覚的にもほぼアニメ通りです。
ただ、ディズニーが時代背景を取り入れたのだろうなと伺えるシーンがあります。
それは
・アニメ:王女(女性)だと国王になれないため、王子を結婚相手として国王になってもらう方針
・実写:ジャスミン本人(女性)も国王になれるという法律に変え、好きな相手(アラジン)と結婚した
ここが明確に変わっていました。
アラジンのアニメが作成されたのはかなり昔ですが、
現在の「男女平等」の社会背景を取り入れ、女性でも国王になれるよう設定を変更したのでしょう。
これは、私的にも素晴らしい取り入れ方だなと思いました。
そしてディズニーは、時代背景に沿った良い方向性に物語をやや変えているのだなとも思いました。
では、本題に入りましょう。
リトルマーメイド実写版・アニメ比較
まずは全体的な感想:ディズニーが世界を変えにきていると感じた(人種差別・世界の美の基準の改善)
~リトルマーメイド実写版の感想~
今回のディズニーは、世界を変えにきているな🌏
と思いました。
理由
🔵原作に寄せていない
(これまでの、美女と野獣・アラジン等の実写版では視覚的に原作に寄せていた)
🔵アリエルの人種を変えた
(これまでは、現代の美の基準に合わせた美女を主役にしていた+原作より実写版の方が美女だった)
🔵登場人物の人種に多様性を出している
(今回はむしろ白人の方が悪役になっている)
🔵原作のアリエルは一目惚れしているが、実写版アリエルは性格を知ってから好きになっている
(「彼ってなんてハンサムなの」というセリフが無かった)
これにより
🔵「美」の基準を変えようとしている
(白人だけが基準でない、生まれたままの人種・容姿を受け入れよう!という意思を感じた)
🔵多人種でも仲良くできるということを描いている
(人種など関係ないと明示していると感じた)
🔵容姿でなく、中身を好きになる良さを伝えようとしている
(アリエルもエリックも一目惚れの設定でなくなっている)
~ディズニーの挑戦~
アリエルはディズニープリンセスの中でも最上級に人気だから、
目先の売上高を求めるのであれば
これまでのように現代の美の基準に合わせたヒロインを選定していたことであろう。
だが、あえて最人気作で
人種をバラバラにしてきたのである🌎
そのため
主に白人国からは不満が殺到しており実際売上高もイマイチだったようだが
そんなことはディズニーからしたら想定内だったのだと考えられる。
目先の売上高が下がってしまったとしても
「世界を変えたい」という強い思いを感じました🌎
私はディズニーの子の挑戦を応援しているよ🥰💗✨✨
これは実際にインスタでも記載したのですが、ブログにて転記します。
ストーリーの大変化
ストーリーに関しても大きく変わっていました。
上記で述べたように、一目惚れでなく人柄を知ってからお互いに好きになっているという変化があったし、家族の人種が黒人・アジア人・白人とバラバラでした。
(エリックの家族もアリエルの家族も人種が混在していました。)
また、アニメにはない設定の、エリックの母親がかなりの頻度で登場してきます。
残念だった部分:アリエル本来の無邪気さ・明るさ・破天荒さが失われてしまった点
ここで、あまり書きたくありませんが、しっかり残念な部分も記載していきます。
ディズニーの映画で、残念だったと感じることがほぼほぼありません。
夢を見させてくれて、希望を与えてくれて、様々な形のHAPPY ENDを魅せてくれるからです。
ただし、今回だけは残念な部分がありました。(涙)
というより、これは個人的な感想になってしまいますが、私はアリエルのことが幼少期から好きすぎてずっと人魚に憧れてきたため、アリエルやリトルマーメイドの想いが強すぎるから生じてしまったのだと思います。
それを、人々(私だけかもしれないが)は、なぜアリエルが好きなのか?という理由から述べていきます。
人々は、なぜアリエル(リトルマーメイド)のアニメが好きなのか?
人々がリトルマーメイドを好きな理由は「海の世界・破天荒に自由奔放に生きるアリエル」に惹かれるからではないでしょうか。
少なくとも私はそうです。
なぜなら
ディズニープリンセスには、他にも多くのプリンセスが存在します。
でもなぜ、アリエルはその中でも1、2番を争う人気なのでしょうか?
まず、容姿が可愛いから・チャーミングだから等あると考えられます。
しかし私的に強い理由だと思うのは「人々は幼い頃からリトルマーメイドを見て育ってきているため、その頃からアリエルが好きだった」からです。
これはどういうことかというと
世の中の女の子は、主人公(ディズニープリンセス)と自分を重ねてアニメを楽しんでいます。
その観ている中で、最もワクワクするのがリトルマーメイドなんです。
なぜでしょう?
他のプリンセスは、好きに生きていないから(やや不自由だから)です。
例
・ジャスミン:女王になるためのしがらみが沢山ある
・ベル:お父さんを守るために自分が牢屋に閉じ込められる
・オーロラ姫:自分の好きになった人と結婚できず、いいなづけと結婚することになっている(たまたま好きになった人が王子だったからよかったが、違う人だったらHAPPY ENDにならなかった)
・白雪姫:悪い女王から逃げて隠れて生活するが、毒リンゴを食べさせられて一回亡くなってしまう
このように、他のプリンセスは責任感・自分の置かれている立場を理解しており、要するに「大人」なんです。
むしろ、昔から存在しているディズニーで自由奔放なのはアリエルくらいしかいません。
他のディズニープリンセスは皆賢い大人な決断をするから、小さい子が観るにはアリエルが一番夢があるんです。
アリエルは「親に刃向かってばかり・ルールを破る・自由奔放・危険を顧みない」という、大人からしたらアウトな部分が多いかもしれませんが、
その分「目が輝いている・最もワクワクして生きている・好きなように生きている・チャーミング・明るい・前向き・チャレンジ精神旺盛」という良さがあります。
あんなに「プリンセス(お姫様)」という立場の職権乱用をしているプリンセスは他にいません。笑
このように、アリエルは他のディズニープリンセスと比較してかなりわがままタイプなので、そこが良さとして好きになる方も多いのではないかなと推測したのです。
(子供の時に見ていたらアリエルが最も楽しいのではないかなと思った理由です)
ただし実写版では、そのアリエルの本来の良さが失われていた
他のディズニープリンセスさにはないわがままな部分があるアリエルなのに、
人々がアリエルが好きなのは、「どこかに、そのように自由奔放に生きてみたい」という思いがあるからなのではないでしょうか。
大人になると「社会のルール・体裁・マナー」様々なものに縛られて生きていきます。
これを全てお構いなしに生きていられるアリエルは、現実では無理かもしれないけど「憧れ」のような存在になっていると思うのです。
(大人になった今でも、リトルマーメイドのアニメが最もワクワクします。ルールやしがらみが無いからです。)
ここで本題です。
リトルマーメイド実写版では、そのアリエルの「無邪気さ・自由奔放さ」が失われていました。
他のディズニープリンセスのように、アリエルが賢くなってしまったのです。
一目惚れもしないし、しっかりと対話して理解を深める会話ができるし、賢くなっているのです。
それと共に、無邪気さや明るさや子どものような好奇心による目の輝きがなくなってしまっていたように伺えました。
これでは、他のディズニープリンセス映画と変わらない「大人の世界のプリンセス」になってしまっているのです。
(これは良い変化でもあり、悪い変化でもあります。ただ、時代背景的には良くなったのだと考えらレます。)
解決策
そのため
あのワクワク感が観たくなったら、アニメの方のリトルマーメイドを観ましょう。
違う良さがあります。
まとめ
ディズニーが、時代背景や世界の基準を変えようとしていることがよくわかりました。
私はディズニーのこの挑戦を応援し続けます。
アリエルに関しては個人的な想いが強すぎたというかアニメのストーリーが好きすぎたからこのように思いましたが、私はどんなアリエルでも応援します。
両方の良さがありますからね。
他国では、今回のリトルマーメイドの映画の売上が非常に悪かったようですが、ディズニーは目先の売り上げを優先するのではなく
世界を変えにきているのだという覚悟を感じました。
これからもディズニーが大好きです。
引き続き夢を魅せてくれるディズニーに感謝しています。
PS
私同様に、幼い頃からアリエルが大好きな子と一緒に観に行けたので、私からすると凄く良い思い出になっています。
本当に一緒に行けて楽しかったし、ディズニーもその子のことも変わらず大好きです。
この機会をくれたディズニーにも感謝しています。
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