∟1.フィボナッチリトレースメントとは
∟2.フィボナッチリトレースメントの基本情報
∟3.FXにおけるフィボナッチリトレースメント
∟4.フィボナッチ数列とは
∟5.フィボナッチ比率とは
∟6.フィボナッチリトレースメントの引き方
音声バージョンはこちらからお聞きくださいませ。
フィボナッチリトレースメントとは
高値と安値の値幅にフィボナッチ比率をかけて、
どこがサポート・レジスタンスになるかを判断するものです。
相場は一方的に進むことはなく、必ず押し目や戻りをつける修正があるため、
あらかじめフィボナッチ・リトレースメントの線を引くことで反転する可能性を予測することです。
※フィボナッチリトレースメントの リトレースメントとは、引き返す・後戻りするという意味です。
FXにおけるフィボナッチリトレースメント
市場では、トレンドが発生した時、「半値戻し」「3分の1戻し」が用いられます。
23.6%(4分の1)
38.2%(3分の1)
61.8%(2分の1)
76.4%(4分の3)
の比率が重視されます。
フィボナッチリトレースメントの基本情報
フィボナッチ分析とは、
「フィボナッチ比率」をトレードの世界にも応用した分析方法のことです。
・特徴:サポートとレジスタンスの地点を判断する指標
・ジャンル:トレンド系
・難易度:中級テクニカル分析
・使うタイミング:主にトレンド相場
・主な使い方:「23.6%、38.2%、61.8%、76.4%」で反転
そもそも、フィボナッチリトレースメントに用いられているフィボナッチ数列とは?
フィボナッチ数列とは
フィボナッチ数列とは、
「1,1,2,3,4,8,13,21,34,55,89,144,233,377…」
1、2、3、5、8 と繰り返される数列のことです。
では、その数列とは?
上記の数列には2つの法則があります。
<法則1> 連続する2つの数字の合計が、次の数字に一致する
1+2=3
3+5=8
5+8=13
1+2=3…
と、永遠と繰り返しています。
<法則2> 限りなく次のような数字になる
・その数字を1つ後の数字で割ると、0.618になる
・その数字を2つ後の数字で割ると、0.328になる
・その数字を3つ後ろの数字で割ると、0.236になる
例
8÷13=0.168
8÷21=0.238
8÷34=0.236
この、0.236、0.328、0.236 の数字のことを
フィボナッチ比率または黄金比率
といいます。
フィボナッチ比率とは
フィボナッチ比率は、自然界や歴史的建造物・芸術品にも多く見られます。
自然界だと……木の枝分かれ、ひまわりの種の数列 etc
歴史的建造物や芸術品だと……ピラミッド、モナリザ etc
なぜこんなにも多くのものにフィボナッチ比率が用いられているのでしょう?
理由は、人間が自然と美しいと感じるからです。また、心理的に心地良いと感じるからです。
そのため、これを投資に置き換えても
自然の摂理やフィボナッチ比率が反映しやすいといえます。
押し目買い・戻り売りのポイントを推測する、ポジションを持つ等、
トレードで利益を上げるために売買根拠を求めているのは、まぎれもなく”人間”です。
大多数の投資家が注目するポイントにおいても
多くの人間が同じような心理状態になるため、フィボナッチ比率が機能しやすくなります。
フィボナッチリトレースメントの引き方
・上昇トレンドの時は、安値から高値に引く
・下降トレンドの時は、高値から安値に引く
例…高値から安値に引く場合(下図)
テクニカル分析を極めたいかたは、下の記事もご覧ください。
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続きです
— Miori (@mioriescom) June 4, 2021
実際FXの大きなトレンドは経済指標の動向に左右されています。
(コロナ騒動がまさにその例です。このように、大きな流れはファンダが重視されます)
しかしお使いのEAがテクニカル重視であれば取り入れる要素が異なるため、そのEAの売買根拠が何かが見極め基準なのかなと思います☺️✨ pic.twitter.com/EP7WZcCs2X
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