2020年1月20日に、イーサリアムが過去最高値を更新し、148万円まで到達しました。
今回は、その「イーサリアム最高値更新」について説明していきます。
1.イーサリアムの価格推移
2.分析と今後
イーサリアムの価格推移
1年、1カ月、1週間、1日、の足の順でチャートを見ていきましょう。
1年足からは、イーサリアムは2019年年末から急上昇していると分かります。
年始に130万円という高値を更新した直後、即売られ100万円付近まで下落しました。
しかし100万円がサポートとなり、その後反発し最高値であった130万円付近でレンジとなっています。
その130万円のレンジ後上に抜け、過去最高値の148万円となったことが分かります。
今回の148万円の最高値更新後も、更新直後に半日もたたないうちに即売られ、レンジであった130万円をサポートにしてまた上昇となっています。
1日足から分かることは、130万円まで下落すると下ひげをつけて即買ているということです。
分析と今後
1でチャートの価格を評価したように、イーサリアムは過去最高値を更新すると直後に即売られ、サポートラインに達すると反発して最高値付近まで上昇するという特徴があると分かります。
イーサリアム連続最高値更新で考えられる要因
1⃣アルトコインは、ビットコインが最高値を更新してから遅れて時差で最高値を更新するという特徴があるから。
2⃣長期的にみると1⃣の特徴があるが、短期的にみるとビットコインが上昇している時はアルトコインが下落し、ビットコインが下落している時はアルトコインが上昇するという特徴がある。そのため、仮想通貨と投機としてトレードしているトレーダーが、ここ数日のビットコインの下落をみてビットコインからイーサリアムに資金を移したため。
3⃣主要アルトコインの1位、2位をイーサリアムとリップルが占めていたが、リップルが米SECに提訴したため(詳細はこちらをご覧下さい⇒Vol.8 リップル暴落の原因)、リップルからイーサリアムに資金が移動したため。(リップルを利確し、その資金でイーサリアムを購入するトレーダーが多かったため。)
イーサリアムが更に最高値を更新するためには、ビットコインをメインとした仮想通貨全体の価格が上昇する必要があります。
つまり、イーサリアムかビットコインに良い材料が出る必要があります。
またイーサリアム価格の現在は、130万円がサポートとなっています。
そのためファンダメンタルズで悪材料が出ない限り、130万円を下回る可能性は低いと考えられます。
しかし、最高値を更新したイーサリアムを利確し、現在レンジを形成しやや下落気味のビットコインに資金を移すトレーダーが出てくる可能性もあるため要注意です。
結論、イーサリアムの今後の価格推移は、今後のビットコインの値動きとファンダメンタルズ次第と言えるでしょう。
そのため、ニュースに素早く反応できるようにしておきましょうね(^^)
前記事⇒Vol.11 ビットコイン下落
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