今回は、「簿記の流れ」について解説します。
私たちは普段株式投資などで決算書を見ますが、それは簿記により成り立っています。
今回はその簿記の流れについてまとめます。
簿記の流れ
企業での簿記の流れは下記です。
取引の発生
会社の活動により、取引が発生します。
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仕訳
仕訳とは、取引のメモのようなものです。
仕訳では、日付順にメモします。
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総勘定元帳に転記
総勘定元帳とは、現金・売上などを項目ごとにメモするノート自体のことです。
総勘定元帳では、項目ごとに金額をメモします。
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試算表の作成
試算表は、転記ムスがないかどうかを調べるために作成します。
総勘定元帳を元に資産表を作成します。
資産表には、「合計試算表」「残高試算表」「合計残高試算表」の3種類あります。
合計試算表・・・総勘定元帳の各項目について、合計を記入
残高試算表・・・総勘定元帳の各項目について、残高のみ記入
合計残高試算表・・・合計試算表と残高試算表の両方を記入
これで、天気が正しい場合は、最終的な合計学が一致します。
一致しなかった場合、転記ミスが生じていると分かります。
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決算整理
決算整理とは、今年度の利益を正しく計算するために、適正に修正する作業のことです。
決算日を迎えると、損益計算書・貸借対照表を作成しますが、その前に決算整理の手続きをします。
毎月試算表を作成していると、決算整理をする前の試算表は4月〜3月までの1年分の取引の集計になり、今年度計上されるべきものなのにまだ計上されていなかったり、来年度計上されるものが既に計上されてしまっていることがあります。
それを防ぐために、決算整理として修正します。
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貸借対照表・損益計算書の作成
貸借対照表・損益計算書の作成前に、事前に精算表を作成します。
精算表とは、決算性えりをする前のお試算表から決算整理を経て、損益計算書・対s客対照表の金額を求めるまでの過程をまとめた表です。
そして精算表を元に、損益計算書・貸借対照表を作成します。
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帳簿勘定の締め切り
簿記の1年が終わる際、来年度の記入のために、総勘定元帳を締め切る作業があります。
総勘定元帳に関して、今年度分・来年度分の区切りをつけるために、帳簿の感情の締め切りをします。
感情の締め切りとも言います。
簿記の流れの中で、日々やること・年1回やること
簿記の流れでは、「日々やること」「年1回(決算で)やること」の2種類に分けられます。
日々やること
・取引の発生(発生した都度)
・仕訳(各帳簿に記入)
・総勘定元帳に転記
年1回やること
年1回やることとは、基本的に「決算」の時にやることです。
・試算表の作成
・決算整理
・貸借対照表・損益計算書の作成
・勘定の締め切り
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