決算書における【 費用・収益の前払い・前受け・未払い・未収 】分かりやすく解説

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今回は、決算書における「費用・収益の前払い前受け・未払い・未収」について解説します。

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費用・収益の前払い・前受け・未払い・未収

・費用の前払い・・・当期に支払った費用に、次期分が含まれている場合には、その金額を当期の費用から差し引きすること

・収益の前受け・・・当期に受け取った収益に、次期分が含まれている場合には、その金額を当期の収益から差し引くこと

・費用の未払い・・・当期の費用にも関わらず、まだ支払っていない費用がある場合には、その分を当期の費用として計上すること

・収益の未収・・・当期の収益にも関わらず、まだ受け取っていない収益がある場合には、その分を当期の収益として計上すること


※費用の詳細→決算書における【 収益・費用 】認識基準・サービス業の処理まで解説

費用の前払いについて

当期の決算時の処理

当期に支払った費用に、次期分が含まれている場合には、これを当期の費用から差し引きます。

また、次期分の費用を当期に前払いしているため、時期にはその分だけサービスを受ける権利が生じます。

この権利は、前払費用(資産)として処理します。

更に、前払いしている費用の内容を明らかにするため、前払家賃(資産)・前払地代(資産)・前払保険料(資産)などで処理することもあります。

時期の期首の処理

当期に前払計上した費用は、次期の期首(翌期首)に決算整理仕訳と逆の仕訳を行って、下の費用の勘定に振り戻します。(再振替仕訳)

収益の前受けについて

収益の前受けについて、当期の決算時と次期の期首の処理を解説します。

当期の決算時の処理

当期に受け取った収益に次期分が含まれている場合には、これを当期の収益から差し引きます。

また、次期分の収益を当期に前受けしているため、次期にその分だけサービスを提供する義務が生じます。

この義務は、前受収益(負債)として処理します。


更に、未収状態の収益の内容を明らかにするため、未収利息(資産)・未収地代(資産)などで処理することもあります。

次期の期首の処理

当期に未収計上した収益は、次期の期首(翌期首)に決算整理仕訳と逆の仕訳を行って、元の収益の勘定に振り戻します。(再振替仕訳)

具体例

前払いの具体例

賃貸で家を借りている場合、次月分の家賃を月末までに前払いします。

時期の4月分の家賃を、当期の3月末日に振り込んだ場合、振り込み日の3月に支払家賃(費用)として処理しますが、これは次期分の家賃です。

そして決算において、3月に織り込んだ次期の4月分の家賃を当期の支払家賃(費用)から差し引きます。

これにより、当期分の支払家賃(費用)が正しく計算できます。

これが費用の前払いです。

未払いの具体例

逆に、当期の1月に銀行からお金を借りたとしましょう。

返済日は次期12月末日で、返済日にこの期間の利息も支払うとします。

この場合、3月末日時点で当期の1月から3月までの利息はすでに発生していることになります。

それにも関わらず、利息の支払いは次期のため、まだ支払っていないません。

そこで決算において当期の1月から3月までの支払利息(費用)を問うきぶんとして計上します。

これが費用の未払いです。

まとめ

株式投資では、決算を読み込むために簿記の知識もあると優位になります。

今後も決算を読み解いていきましょう。

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