決算書における【 材料副費とは 】分かりやすく解説

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今回は、決算書における「材料副費」について解説します。

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材料副費とは

材料副費とは、材料の購入から生産現場への出庫までにかかった付随費用のことです。

材料副費には、「外部材料副費」「内部材料副費」があります。


【外部材料副費】

外部材料副費とは、取引運賃・運送保険料・関税など、材料が倉庫に到着するまでにかかる付随費用のことです。


【内部材料副費】

内部材料副費とは、検収費・倉庫の保管料など、材料が倉庫に到着してから出庫するまでにかかる付随費用のことです。

材料副費の流れ

仕入先

材料  「外部材料副費」・・・取引運賃・運送保険料など

↓ ここから上が「会社外部」

材料倉庫 (入庫・出庫)

↓ここから下が「会社内部」

材料  「内部材料副費」・・・検収費・保管料など

作業現場

材料副費の予定計算

材料副費は、材料の購入原価に含めて処理します。

材料の購入原価 = 購入代価 + 材料副費


この時、実際にかかった金額のほか、「材料費の何%」というように、「予定配賦率」を使って計算した金額(予定配賦率)を材料副費と配賊ることもあります。

次に、材料副費を予定配賦率を使って計算している場合の処理について説明します。

【材料を購入した時】

材料を購入したときは、材料の購入原価に、予定配賦率を使って計算した材料副費の金額を加算します。

【月末の処理】

月末において、材料副費の実際発生額を計算します。

そして、予定配賦額と実際発生額との差額を計算し、材料副費勘定から「材料副費差異勘定」に振り替えます。


関連記事→決算書の裏側【 固定予算による差異分析 】分かりやすく解説

まとめ

経営や株式投資では、決算を読み込むために簿記の知識もあると優位になります。

今後も決算を読み解いていきましょう。


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