今回は、仮想通貨における「zk-rollup」について解説します。
zk-rollupとは
zk-rollupとは、zk-NARKsを活用したレイヤー2のコア技術の1つです。
※レイヤー2とは→仮想通貨における【 レイヤー2とは 】レイヤー1とレイヤー2の違い・メリット・デメリットも含めて解説
zk-rollupとは、ゼロ知識ロールアップの略称です。
※ゼロ知識証明とは→仮想通貨における【 ゼロ知識証明とは 】メリット・デメリットまで解説
zk-rollupの仕組み
オフチェーン計算により、ブロックチェーンに投稿する必要があるデータの量が削減されます。
zk-rollupオペレーターは、各トランザクションを個別に送信するのではなく、全てのトランザクションをバッチで表すために必要な変更の概要を送信します。
また、変更の正しさを証明する有効性の証明も作成します。
有効性の証明は、イーサリアムの状態に対数r提案された変更が本当にバッチ内の全てのトランザクションを実行した最終結果であるかどうかということを、暗号の確実性で示しています。
zk-rollupのメリット・デメリット
メリット
zk-rollupは、Validity Proofsによりステートが正ということをノードが検証できます。
そのため、Fraud Proofsを利用するレイヤー1との瞬時にできるという特徴であり、メリットでもあります。
これは、Optimistic rollupより速いです。
デメリット
zk-SNARKsは技術的難易度が高いため、コストが高いということがデメリットです。
そしてEVM実装の難易度が高いということもデメリットとなります。
※EVMとは→仮想通貨における【 EVMとは 】分かりやすく解説
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