今回は、仮想通貨「Kava」について解説します。
Kavaとは・創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所、の順で説明していきます。
Kavaとは
Kavaとは、ユーザーがUSDXステーブルコインを借りて、さまざまな仮想通貨を預けて利息を得ることができる、クロスチェーンDeFi貸付プラットフォームです。
※DeFiとは→【 DeFi(分散型金融)とは 】分かりやすく解説
Kava DeFiハブは、デジタル資産のための分散型銀行のように運営されています。
ユーザーは、米ドルにペッグされたネイティブなステーブルコインである「USDX」をはじめ、シンセティックすやデリバティブなど、様々な分散型金融サービスにアクセスすることができます。
ユーザーは、Kavaを通じて担保を預けることにより、USDXトークンを借りることができます。
そして仮想通貨資産の運用ができるということです。
KavaはCosmosブロックチェーン(詳細→仮想通貨【 Cosmos(ATOM)とは 】Cosmos Hub・Zone・ATOMも含めて説明)上に構築されています。
そのためシステムを利用して、ステーブルコインローンが常に十分な担保を備えていることを保証しています。
借り手が担保を必要な閾値以上に維持できない場合、Kava流動性モジュールは、機能していないCDPから担保を差し押さえ、オークションモジュールに送って売却します。
KavaのUSDXステーブルコインに加えて、KavaブロックチェーンにはネイティブKAVAトークンも含まれています。
俺は、ガバナンス提案への投票に使用されるユーティリティトークンです。
そのためシステムが担保不足になった時のための準備通貨としても機能します。
Kavaの公式ホームページはこちらです。
Kavaの創設者
Kavaの親会社であるKava Labs Incは、Brain Kerr氏・Ruaridh O ‘Donnell氏・Scott Stuart氏の3人で共同設立されました。
Brain Kerr氏は、このプラットフォームの現在のCEOであり、以前はSnowballやD Marketなど、いくつかのブロックチェーン・仮想通貨プラットフォームのアドバイザーを勤めていました。
Kerr氏は、様々な成功を収めたキャリアを持ち、経営学の教育を受けました。
物理学の修士号を取得したRuaridh O ‘Donnell氏は、Kavaの2人目の共同設立者として記載されており、Lebelworks社でエンジニアやデータアナリストとして活躍していました。
Kavaの最後の共同設立者は、元プロのポーカープレイヤーで、現在はKava Labsのプロダクトマネージャーとして働いているScott Stuart氏です。
Kava Labs社には、他にも十数名の従業いにゃ契約者がいます。
その中で最も著名なのは、スマートコンんトラクトの開発者・監査役としての経験を持ち、Kava社でブロックチェーンエンジニアの役割をになっているDanali Marsh氏です。
Kavaの特徴
クロスチェーン資産
Kavaは、クロスチェーン資産をサポートすることで、他の類似した分散型融資プラットフォームとの差別化を図っています。
Cosmosのゾーン技術のおかげで、Kavaのユーザーは、Bitcoin・VRP・Binance Coin・Binance USDなど、幅広い種類のネイティブアセットを預けることができます。
しかし現在は、クロスチェーンの資産はBinance チェーンの資産としてラップ(Wrap)される必要があります。
利回り
Kavaでは、ユーザーがUSDXステーブルコインをミントして利回りを得ることもできます。
ミントされたUSDXトークンはHARDプロトコルとして知られるKavaのマーケットに拠出することができます。
そのため、ユーザーの担保はKavaによって確保されたまま可変APYを得ることができるのです。
Kavaユーザーは、独自のステーキングノードを実行して、プロトコルから直接KAVAの報酬を得ることができます。
ただし、これらの報酬を受け取ることができるのは、上位100のKavaノード(バリデーターとも呼ばれる)のみです。
ステーキング
KAVA保有者は、Binance・Houbi Poolなどの様々な互換性のある取引所プラットフォームで自分のトークンをステークすることができます。
ユーザーはプラットフォーム上でUSDXをミントすることで、定期的にKAVAの報酬を得ることができます。
また、KAVAトークンをバーンするためのいくつかの仕組みを採用しており、流通量の削減にもなっています。
Proof of Stake(PoS)
KavaはCosmosをベースに構築されています。
TendermintベースのProof of Stake(PoS)コンセンサスメカニズムを使用して、ネットワークの安全性を確保しています。
※PoSとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?
取引を確認するためにバリデーターノードのネットワークを使用します。
これらのバリデーターノードは、取引を検証する義務を負うために、担保を用意しなければなりません。
バリデーターが悪意を持って行動したり、厳しい最低条件を満たさなかったりすると、そのステークにペナルティが課せられます。
これにより、バリデーターが正直で効率的な状態を保つように動機付けられます。
Kavaのスマートコントラクトは、CertiK、B -Harvest、Quantstampなど、複数の独立したブロックチェーンおよび仮想通貨セキュリティ企業によって監査されています。
現在までに脆弱性はまだ見つかっていません。
KAVA供給量
KAVAトークンは、いくつかのプライベートセールとBinance LaunchpadのIEO(詳細→仮想通貨における【 IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)とは 】特徴・メリット・デメリットを踏まえてわかりやすく解説)を経て、2019年にローンチしました。
KAVAトークンの40%がプライベートセールの投資家に販売されたのに対し、そう供給量の6.52%がBinance Launchpadで販売され、約300万ドルを調達しました。
残りのKAVAトークンのうち、35%はKava Labsの株主に割り当てられます。
その残りは28.48%はKavaトレジャリーに割り当てられ、Kavaエコシステムの発展に使用されます。
KAVAの最大供給量は1億1150万トークンです。
循環サプライは、まだ最大供給量には達していません。
そしてKAVA二インフレ性があるため、この最大供給量は時間の経過とともに増加します。
KAVAトークンがステークされる割合に応じて、年間3%から20%増加します。
また、市場に十分な担保を確保するためにKAVAをミントする必要がある場合、最大供給量は増加する可能性があります。
Binanceからの予測によると、KAVAトークンは2022年10g圧までに100%希薄化する予定です。
KAVAの上場している仮想通貨取引所
KAVAトークンは、Binanceをはじめとし、10以上の取引所プラットフォームに上場しています。
取引ペアは、下の種類があります。
・KAVA /USDT
・KAVA /BTC
・KVA /BNB
投資における将来性・まとめ
KavaはDeFiのプラットフォームですね。
現在は様々なDeFiプラットフォームが登場しているため、Kavaでなければならない理由があると優位性になりますね。
また、運営側の計画実行能力も重要になってきます。
DeFiで運用する場合は、利回りもそうですが、そのプラットフォームの持続可能性や信頼性も考慮しましょう。(急に廃止となると資金んが戻ってこなくなってしまうリスクもあるからです。)
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