今回は、猫さんの「骨軟骨異形成症」について、実例を元にブログとして説明していきます。
↑今回のお写真は撮影できていないため、前回のレントゲン撮影結果になります。
これまでの骨瘤歴
骨瘤とは、正式名称:骨軟骨異形成症 です。
これは、スコティッシュフォールドなどの、ペットショップで高値で売るために劣勢同士を掛け合わせて生ませた結果、異常が発生してしまう猫に発症しやすい病気です。
うちの子も悪質ブリーダーから生まれてきて捨てられた子になります。
詳細→保護猫【 出会って3ヶ月経過/Moonくんの日記 】病状・現状・可愛い猫さんの日常
そのため、出会った時から骨瘤を発症していました。
出会った頃が4〜5歳で、その頃は
・左足
・右足
に骨瘤を発症していました。
アンチノールや注射などの治療を経ていますが、年々悪化している状況です。
そして遂に、別の部位にまで骨瘤を発症してしまいました・・・。
まさかの部位に骨瘤発症:頭蓋骨(鼻の根本あたり)
左足、右足の次に発症したのは・・・頭蓋骨でした。
医師の診断を聞いて、飼い主の私は「え!?!?」となりました。
まず、頭蓋骨に骨瘤が発症することを知らなかったのです。(かなりマイナーです。)
なぜ頭蓋骨の骨瘤が発覚したかというと・・・
発覚の経緯
うちの猫さんは、お迎えした4〜5歳の時から、ずっと鼻水が出ていました。
しかし保護猫施設では猫さんみんなに風邪(ウイルス性)が流行していて皆鼻水を流していたので、最初はウイルス性かと思っていました。
実際、引き受けてからは「猫カリシウイルス」という病状ももっていましたし、ジアルジアにも罹患しており免疫が低めの子でした。
詳細→【 ジアルジアに感染していた猫さん 】症状・検査結果・原因・実際にかかった診療費・治療法
そのため、免疫の低さから鼻水を流すことが多かったのです。
更にアレルギー疑惑もあり、慢性下痢です。
詳細→猫の【 慢性下痢・血便 】症状・診断・原因・治療/記録まとめ
うちの子が鼻水を流している理由は、アレルギー・ジアルジア・カリシウイルスなど、考えられる原因がありすぎるのです。(病気がありすぎて特定できない)
そのため、鼻水が出やすい子なのだと理解していました。
しかし変化が生じたのです。
半年ほど前から、毎日のように鼻水を流すようになったのです。
くしゃみも毎日です。
たまーに、鼻水が出過ぎているから皮膚が弱くなり鼻血(鼻からの血というよりは皮膚が弱くなったための鼻血)も出るようになっていました。
寒い冬の季節に鼻水を流しているなら分かるのですが、春になっても鼻水が出続けていたのです。
流石におかしいなと思って受診しました。
すると
ここで動物病院を変えたからか、医師の診断が以前とは異なりました。
医師の診断
変えた動物病院先の医師は、次のように言っていました。
毎日鼻水が出るというのは流石におかしいですね。
この子はスコティッシュフォールドだから、頭蓋骨にも骨瘤を発症している可能性がありますね。
既に足も骨瘤なので、頭にもできている可能性があります。
耳も骨軟骨異形成症の症状で耳が曲がっているくらいなので、頭の骨も膨らんだり変形したりする可能性があるのです。
とのことでした。
そして頭のレントゲンを撮影してもらった結果・・・
左鼻のあたりに、コブのような丸い白いものが写っていたのです。ビックリ
先生曰く「鼻くその可能性もあるため、半年後とかにまたレントゲンを撮影してみてからでないと確信はできませんが、症状を聞く限り頭蓋骨に骨瘤ができています。」とのことでした。
骨瘤の進行具合
前回からの進み具合になります。
前回→【 骨軟骨異形成症(骨瘤)と診断された猫さん 】症状・経過・記録まとめ
(その間病院に通っていますが、記録していません。最後の記録が上記です。)
右足:完治
レントゲンの結果、右足の骨瘤はなぜか完治していました。
よかったあああ(ホッ)
骨瘤は治ることはないとされていますが、完治しました。(進行が止まったが正しい)
左足:悪化
しかし、左足の骨瘤が悪化していました。
足の骨がつながってしまっていたり、こんもりと骨が大きくなっていました。
悪化している・・・・
かなり悪化していました。
これは痛いわなあ。
最近猫さんは運動会をしなくなっており、あまり走らなくなっていました。
歳をとったから遊ばなくなったり運動量が少なくなったのではなく、足が痛いから走れなかったのかと思うととっても悲しくなりました。
詳細↓
頭蓋骨(NEW)
今回新たに発覚したのが頭蓋骨です。
症状は上記です。
今後の経過もこちらのブログにて更新していきます。
飼い主の感想(涙)
むんたんの左足の骨瘤が悪化しており、悲しかったです。
痛かったんだねえええ(涙)となりました。
そして更にショックだったのは、頭蓋骨の骨瘤です。
本当に驚きました。
毎日鼻水を流しているから鼻に腫瘍でもあるのかな!?腫瘍だったら困るから受診しようと思って受診したのですが、
まさか鼻の骨に骨瘤だとは・・・
骨瘤か確定させるためにまた半年後にレントゲン撮影をすることになりましたが、症状的に骨瘤の可能性が非常に高いです。
ああ・・・・頭の骨も変形してしまったのか・・・と結構ショックを受けました。
予想外だったからです。
かわいそうに。猫さんは何にも悪いことをしていないのに。
人間のエゴで、病気になりやすい劣性遺伝を反映させるのはやめましょう。
動物を高値で売るために、痛い可哀想な動物を増やすのをやめましょう。
人間の欲で、動物に悲しい思いをさせてはなりません。
これからも啓蒙を続けます。
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