今回は、猫さんの「入院」についてまとめました。
実際にうちの猫さんが入院した例でまとめます。
先に述べると、原因は「脱水」でした。
既往歴も多くあるため、そのほかの診断についてもまとめました。
入院前の症状
うちの猫さんの入院に至るまでの症状や様子は次の通りでした。
・1日中ぐったり寝ている
・トイレに行く以外歩かない(普段は、家の中でも飼い主についてくるのに)
・歩いたとしてもよろける(後ろ足がよろよろしている)
ーこれは、骨軟骨異形成症が原因だとも考えられましたが、明らかに具合が悪そうでした。詳細→【 骨軟骨異形成症(骨瘤)と診断された猫さん 】症状・経過・記録まとめ
・鼻が乾いている
・左の鼻の穴からだけ濃縮の黄緑色の鼻水が出てくる(なぜか片方の鼻からだけ)
・目に力が入っていない(焦点の合わない感じ)
・下痢と血便は変わらずある
・ご飯を食べない(いつもは食欲旺盛過ぎる子なのに)
決め手は、ご飯を食べないことでした。
この子は食いしん坊なので、この子がご飯を食べないということは相当だなと思いました。
また、ご飯を食べたりお水を飲まない場合は、家でできることはないため、病院で点滴をするしか栄養摂取方法はありません。
そのため、この時点で入院かな??と思っていました。
また、この子は元々既往歴が多く、罹患している病気が多いため心配だったこともありました。
・気管支喘息
→猫さんの病状記録【 気管支喘息 】息をするとプー、プーと音がする
・知覚過敏(背中)
→猫さんの【 知覚過敏 】背中がクッパになってしまった/一生内服が必要な知覚過敏
・ジアルジア感染症
→【 ジアルジアに感染していた猫さん 】症状・検査結果・原因・実際にかかった診療費・治療法
・過呼吸(乗車時)
→猫【 キャリーケース(というか車)でパニック 】原因・症状・対処法
・猫カリシウイルス感染症
・骨軟骨異形成症
→【 骨軟骨異形成症(骨瘤)と診断された猫さん 】症状・経過・記録まとめ
・慢性血便・下痢・粘液便(原因不明)
このうちのどれかが原因かなと思い、受診することにしました。
診断結果
病院を変えた(休診だったこともありセカンドオピニオン)
診断結果は、次の通りでした。
ちなみに今回は、いつものかかりつけ医が休診だったため、違う病院に受診しました。
評判の良い病院だったので前から行きたかったのですが、ムーンくんが乗車時に過呼吸になってしまうのと、その病院が現金払いのみだったからです。
個人的にはクレジットカード支払いを希望しているため、その病院を選択していなかったのです。
ただ、今回は行ってみたい病院に行けたし(ちょうど原因不明の下痢も続いて解決していなかったから)、ちょうど良い機会でした。
獣医さんの診断内容
検査内容と治療内容は、上記の写真のとおりです。
まとめると下記です。
検査内容
・血液生化学検査
・CBC
・電解質
・超音波検査
・糞便一般検査
・血管確保
治療内容
・入院
・入院皮下注射
・入院点滴
・血管確保
・エンロフロキサシン注
・ガスター注
・セレニア注
・トランサミン注
・ベリノール注
・入院中内服
・デルクリアー錠
・ミヤBM錠
・フラジール内服錠
・sophiaフローラルケア
〜治療食〜
・腸内バイオーム ドライ
・腸内バイオーム 缶
・消化器サポート パピー
血液検査結果
血液検査の結果は次の通りでした。
カリウムが低かったですが、これはお水を飲めないことによる脱水が原因でした。
グルコースやグロブリンやRDWは、ストレス時に高知になりやすいとのことでした。
ぐったりしている割には血液検査は深刻でなく、むしろ良かったです。
腎臓も肝臓も異常なく、素晴らしかったです。
便検査結果
便検査結果は、悪かったです。
腸内で活動しているはずの2種類の菌が、1種類しかいなかったそうです。
細長い方の菌しかいなかったため、「1年異常続く慢性下痢・血便のため腸内全体が弱っている可能性がある」とのことでした。
そして以前いたジアルジアは、今回の検査では肉眼ではいなかったようです。(キットではないため定かではないみたいですが)
この点は良かったです。
以前の他の病院での診断結果について
今回は病院を変えたため、これまでの診療明細書を全部持参していきました。
すると、治療に関してこちらの獣医さんはまた違った見解をお持ちでした。
・アレルギー検査(詳細→猫さん【 アレルギーの検査(IgE)結果 】意外な結果に)では、異常値には至っていないものの、アレルギーにこんなに反応しているのは珍しいから、食事においても何かしらアレルギーを持っている可能性がある(猫の検査は犬と違って、IgEまでしかできないから定かではないが、可能性が高いとのこと)
・慢性下痢・血便なのに、これに関する治療薬が1回しか処方されていないから、これらに対して治療を進めていきたい(1年以上の下痢・血便はおかしい、何かの原因があるはずとのこと)
ふけに関して
最近猫さんのふけが(白い粒のようなもの)が多くなってきたためこちらに関しても相談すると、冬は乾燥するし、このふけは問題ないとのことでした。
詳細→猫さんの皮膚【 皮膚炎とノミの違い 】写真付きでまとめ
退院後に処方された治療食やお薬(写真)
退院後に食べる治療食と処方されたお薬は次の写真の通りでした。
猫さんからするとドライフードでないウェットフードは高級で、ウェットご飯の方が好きなのかと思っていたら
ウェットフードは美味しくないのか感触が好きではないからなのか、全く食べませんでした。
チュールに混ぜても食べなかったため、お好みではない可能性が高いです。
このカリカリフードはもぐもぐと食べていました。
なぜかカリカリフードの方が好きなむんちゃん。
セカンドオピニオンを受けてみた感想・まとめ
私は、親戚から今回の病院を紹介してもらいました。
以前飼っていた親戚の犬を、獣医さんが本当に熱心にみてくれて、(しかも先生が自分の自宅に連れて行ってみてくれたりして)治らないと言われていた足が治ったこともあり、親戚はこの病院をとてもオススメしていました。
やはり口コミというものは信憑性があります。
本当に熱心にみてくれる動物に優しい獣医さんで、それに伴い看護師さんやスタッフさんまでとても優しくて、その空間に癒されるほどでした。
私自身、動物病院でこのような愛情深い対応を受けたことがなかったため、感動しました。
遠くてもこちらの病院に通い続けることに決めました。
実際に猫や犬を飼っている人々は、大切なペットを診てくれる獣医さんは重要だから、情報網です。
ペットを飼っている飼い主同士での情報共有もしているし、本当にありがたい情報です。
もし近所で良い動物病院を探している人は、近所の飼い主さんに聞いてみると色々分かりますよ。
実際私は、1代目の猫さんの時に、
検査も何もしていないのに毎回ストレスだと診断され、精神安定剤しか処方されないまま、実は心筋症でしたということが発覚したことがありました。(詳細→先天性心筋肥大症【 猫の心筋症 】実際のうちの子の様子を記録)
そのため、病院選びは非常に重要です。
獣医さんによっても全然違います。(本当に全然違う)
最後に!
ムーンちゃん、お疲れ様、がんばったね💗おかえりむんちゃん
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