決算書における【 経費とは 】分類・処理についても解説

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今回は、決算書における「経費」について解説します。

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経費とは

経費とは、製造原価のうち、材料費・労務費以外の原価のことです。

経費には様々なものがありますが、そのうち代表的なものについて解説します。

経費の種類内容
外注加工費製品の加工の一部を、外部の業者に依頼した時に支払う加工費
特許権使用料他社の特許を使用して製品を製造する場合に支払う特許権の使用料
減価償却費工場建物・製品を製造するための機械にかかる減価償却費
水道光熱費工場で発生した電気代・ガス代・水道代

その他にも下記があります。

・貸借料

・保険料

・修繕費

・租税公課(固定資産税)

・旅費交通費

・材料棚卸消耗費

・複利施設負担額(社員食堂や保養施設などの福利施設にかかる費用の会社負担分)

経費の分類

経費について、ある製品にいくらかかったかが明確かどうか(製品との関連による分類)によって、直接経費・間接経費に分類すると、次の通りになります。

経費の分類内容
直接経費ある製品にいくらかかったかが直接的に把握できる経費
(外注加工賃・特許権使用料)
間接経費ある製品にいくらかかったかが直接的に把握できない経費
(外注加工賃・特許権使用料以外のほとんどの経費は間接費)

経費の消費額の計算

経費は、消費額の計算方法の違いから以下のように分類することができます。

支払経費

支払い経費とは、1ヶ月間における支払額を消費額とする経費のことです。

支払い経費には、外注加工賃・特許権使用料・旅費交通費などがあります。

月割経費

月割経費とは、一定期間(1年分または数ヶ月分)の発生額を月割りして計算した金額をその月の消費額とする経費のことです。

月割けいひには、減価償却費・賃借料・保険料などがあります。

測定経費

測定経費とは、メーターで測定した消費量をもとに計算した金額をその月の消費額とする経費のことです。

測定経費には、電気代・水道代などがあります。

発生経費

発生経費とは、その月の発生額を消費額とする経費のことです。

発生経費には、材料棚卸減耗費などがあります。

経費の分類

支払経費の中の、「外注加工費」「特許権使用料」この2つは直接経費です。


その他の支払経費・月割経費・測定経費・発生経費に関しては、全て間接経費となります。

経費を消費した時

経費を消費した時の処理には、いくつかの方法があります。

直接経費については「仕掛品勘定」として処理します。

間接経費については「製造間接勘定」として処理します。


関連記事→決算書における【 標準原価計算 】詳細まで解説

まとめ

株式投資では、決算を読み込むために簿記の知識もあると優位になります。

今後も決算を読み解いていきましょう。


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