仮想通貨における【 POH（Proof of History）とは】SOLが実装

今回は、仮想通貨における「POH」について解説します。

POHとは

POHとは、Proof of Historyの略称です。

仮想通貨の、マイニングの様式の1つです。

他にも、POS（Proof of Stake）・POW（Proof of Work）があります。

新たに登場したのがPOHとなります。

これは、Solana（SOL）が実装しており、革新的な方法だと賞賛されています。

Solana公式で発表されているこちらの記事をご覧ください。

日本語に訳してPOHの詳細を説明します。

POHは、一連の計算をすることにより、以下のことを可能にします。

・2つの事象間の時間経過を暗号的に検証することができる

・出力が予測できないように書かれた暗号的に安全な関数を使用する

・入力から出力を生成するためには、完全に実行されなければならない

・この関数は、1つのコアで連続して実行され、その前の出力を現在の入力・現在の出力、何回入力されたかを定期的に記録する

・出力は外部で再計算され、検証することができる

・各シーケンスセグメントを別のコアでチェックすることにより、並列に計算機を稼働させることができる

・このシーケンスにデータを付加することにより、タイムスタンプを付与することができる

・データは、次のハッシュが作成される前のある時点で作成されたことを保証することができる

ガッツリ専門用語ですが、これをまとめると下記になります。

POHでは、取引をタイムスタンプで証明することができるため、処理速度が非常に速く、手数料も安いということです。

（POWの場合はノード間で証明するため時間を要します。）

POWはマイニングにより電気消費量が大きく、環境によろしくないと2021年4月頃問題が広まりました。

そのため将来上がる期待値の高い仮想通貨の選定に、「環境」はキーポイントになってきます。

現状では、POHはPOWと比較すると処理速度も速く、環境に良いということが分かります。

しかしPOSはマイニングの作業自体を必要としないため、総電気消費量的にどちらが優性であるかは文献に記載はありませんでした。

今後明確になったら記事を更新します。