今回は、仮想通貨の「コスプレトークン」(COT)について解説します。
コスプレ市場に目をつけた仮想通貨の開発は初となります。
市場規模的にも現在注目が集まっています。
コスプレトークン(COT)とは
コスプレトークン(Cosplay Token)とは、名前の通り「コスプレ(コスチュームプレイ)」の業界に特化したトークンです。
具体的には、「Cure World Cosplay」という、世界中のコスプレイヤーやコスプレイヤーに関連する人(フォトグラファーや造形師等)のコミュニティサービスで使用できる仮想通貨になります。
Cure World Coslayでは、12ヶ国語対応の多言語プラットフォームとして、これあmでに世界180カ国以上72万人を超える会員が、650枚以上のクオリティの高い作品を投稿しています。
また、COTはWorld Cosplyのサイト内でこれまでの写真アップロード等で得ることもでき、圧倒的ファンを抱えている人やクレジットカード普及率の低い国での需要が大きく見込まれています。
サイト内だけでなくウォレットを活用し世界中で数千あるイベントでも使われることを目指しています。
日本の仮想通貨取引所だと、Zaifに上場しています。
コスプレイトークンの公式ホームページはこちらです。
特徴
コスプレ業界の課題解決
コスプレ業界の課題を解決できるということが発表されています。
コスプレ業界の課題 | コスプレトークンで解決できること |
著作権と収益分配の課題 | 全てブロックチェーンで管理 |
コスプレ業界の信頼問題やハラスメント | 全てのユーザーは識別され、責任を持ちます |
全員が決済アカウントを所持していない | COTなら誰でも所持可能 |
顕在化されていない価値 | World Cosplayでコネクションを強化し認知機会も向上 |
グローバル化されていないコンテンツ | World Cosplay上の情報を多言語化 |
独自のNFTの作成
ユーザーは、自身のオリジナルNFTを作成することができます。
そのNFTはファンとの交流時に役立てることができます。
紹介されている企業規模が大きい
英語で「Featured in」とは、日本語で紹介されているという意味です。
これらの企業を見てみると、Forbes、CoinGecko、Polygon(詳細→仮想通貨【 Polygon(ポリゴン)とは 】特徴を分かりやすく解説)、UNISWAP、Etherscanなど、知名度の高い信頼性のある企業に紹介されているということが分かります。
そして日本だと、Zaifという仮想通貨取引所も見受けられますね。
このように、知名度のある大企業から推奨されているということに驚きました。
これは凄いことです。
バックに大企業があるため、今後の何かしらの手を打って戦略的に市場拡大していくことが予測されます。
コスプレ市場の可能性
コスプレイトークンの可能性を知るためには、コスプレ市場の可能性を知る必要があります。
コスプレ市場の現状
データ引用:https://cot.curecos.com/docs/COT-Whitepaper_JP.pdf
コスプレは近年急成長しており、CRIの調査によると、コスプレの費用(コスチュームやウィッグ)に2兆円かけられています。
また、これ以外にイベントのチケット・撮影・宿泊費・交通費を含めるとより多額になります。
コスプレ市場の可能性
これらのコスプレをマーケット化し、価値を最大5倍に高めることが目指されています。
具体的には、コミュニティに対し、特徴でも述べた著作権の保護や決済方法手段の提供により、プレイヤーが提供するサービスに適した報酬からコスプレ市場の持続性を高める方針です。
そしてコスプレ市場は250〜500億米ドル(日本円で3兆円〜6兆円)規模になることが予測されています。
しかし映画・アニメ・漫画・ゲーム市場が総額1,800億米ドル(約20兆円)に及ぶことや、コスプレ業界の課題がまだあることを踏まえると、これ以上のポテンシャルを秘めていると考えられています。
コスプレイトークンの将来性・まとめ
コスプレイトークンは、まだまだ下記が実装されると公開されています。
・Cure World CosplayのプラットフォームにCOTを保持するウォレットの導入
・ユーザーがプラットフォームにログインしCOT残高を確認できる
・ユーザーがプラットフォーム内でCOTを送る/受け取る
・COTでイベントチケットを購入する
・プレイヤーがCOTに対応したショップを開設する
・Player Coinを発行する準備金になる
※Player Coinとは、プレイヤーが独自に発行したコインのことです。
コスプレ市場の拡大と共にCOTの価格や時価総額も上昇していくでしょうね。
しかしイーサリアム1.0に準じて現状PoW(詳細→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?)のコンセンサスアルゴリズムということが唯一心配になりますね。
また、競合がまだ出現しておらず、COTでの利用が主要になると、競合が参入しにくくなると考えられます。
そのためコスプレ市場の拡大が期待できるうちはCOTにも期待できますね。
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