【 Ethereum Name Service(ENS)とは 】創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性まで解説

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今回は、仮想通貨「Ethereum Name Service(ENS)」について解説します。

Ethereum Name Service(ENS)とは・創設者・特徴・供給量・上場している仮想通貨取引所・投資における将来性、の順で説明していきます。

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Ethereum Name Service(ENS)とは

Ethereum Name Servise(ENS)とは、Ethereumブロックチェーンに基づく分散型・オープン・拡張可能なシステムです。

ENSは、jon.ethのような人間が読めるEthereumアドレスを、メタマスクユーザーにも機械可読英数字コードに変換します。

つまり、メタデータと機械可読アドレスを、人間が読めるEthereumアドレスに関連づけることが可能なのです。


Ethereum Name Serviseの目標は、インターネットのドメインネームサービスがインターネットをよりアクセスしやすくなるのと同様のことを達成することです。

EthereumベースのWebを人間にとってアクセスしやすく、理解しやすくしているのです。

DNSと同様、ENSもドメインと呼ばれるドット区切りの階層名のシステムを使用します。

また、ドメイン所有者はサブドメインを完全に管理しています。


ENSは、2021年にエアドロップを行いました。

※エアドロップとは→仮想通貨における【 エアドロップとは 】メリット・デメリットまで解説

プロジェクトがトークンをローンチする前にアドレスを登録したユーザーに報酬を与えました。

しかし、2022年運営責任者による同性愛嫌悪的なツイートが非難されたことで話題にもなりました。


Ehereum Name Serviceの公式ホームページはこちらです。

https://ens.domains/ja/

創設者

ENSは、Ethereum財団の一部でした。

2018年に別の組織として派生しました。

そのリードデベロッパーであるNick Johnson氏は、ニュージーランド出身のソフトウェアエンジニアでした。

具体的には、Googleとイーサリアム財団で働いていました。

ENSチームは9人です。

その金庫は次のメンバーで構成される4-7マルチ署名ルートによって管理されています。

メンバーは次の通りです。

・Nick Johnson氏:ENS

・Sergey Nazarov氏:Chainlink

・Dan Finlay氏:Metamask

・Taylor Monahan:My Crypto

・Aron Fischer:Colony

・Jason Carver:Ethereum財団

・Martin Swende:Ethereum財団


ENSに投資家はいません。

しかし、次の組織によって支援されています。

・Ethereum Foundation

・Binance X

・Chainlink

・Ethereum Classic Labs

・Protocol Labs

特徴

オープンソースプロジェクト

Ehereum Name Serviceは、ドメインネームサービスを分散型Web3に転送する最初のサービスです。

ENSは企業ではなく、自らを「企業に属するオープンな公共ユーティリティ」と呼んでいるオープンソースプロジェクトです。

※オープンソースとは→【 オープンエコノミクスとは 】分かりやすく解説


基本的には、DNSがインターネットにとって重要であるのと同じくらいWeb3にとって不可欠なインフラストラクチャの一部になることを目指しています。

更に、ENSはブロックチェーン技術のおかげで単一障害点を持ちません

そのため、設計上の検閲に強く、安全です。


ブロックチェーン技術の大量採用に対する主な障害の1つは、ENSが改善を目指しているアクセシビリティと使いやすさです。

不便な機械可読な英数字コードを使用する代わりに、ユーザーは仮想通貨またはNFTを短くて覚えやすいリンクに受信できます。

これにより、ユーザーエクスペリエンスが簡素化されて、ブロックチェーン技術をより分かりやすいものとなります。

2つのスマートコントラクト

内部では、ENSは2つのスマートコントラクト上に構築されています。

※スマートコントラクトとは→【 スマートコントラクトとは 】Defi


1つ目は、ENSに登録されているドメインを記録するENSレジストリで、それぞれに関する次の情報が格納されます。

・ドメイン所有者

・ドメインリゾルバ

・ドメインの下にあるすべてのレコードのキャッシュ時間


2番目のスマートコントラクトはリゾルバです。

この目的は、機械可読アドレスをドメイン名に変換し、その逆を行い、各ドメインに対応するユーザー・Websaito・アドレスと照合することです。

ガバナンストークン

ENSは、Ehereum Name Serviceのガバナンストークンです。

※ガバナンストークンとは→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説

プロトコルを管理し、その.ethアドレスと価格オラクルの設定に関する決定に影響を与えるために使用されます。

トークン所有者は、投票のためにDAOに委任することもできます。

※DAOとは→仮想通貨における【 DAOとは 】分かりやすく解説

Proof of Work

ENSはProof of Work(PoW)コンセンサスアルゴリズムを採用しています。

※PoWとは→仮想通貨における【 PoW・PoSの違い 】どちらが良い?


PoWのため、マイナーはマイニングする必要があります。

分散型のノードのセットは、取引を検証し、Ehereumブロックチェーンを保護しています。

Ehereumの分散型の性質と、ネットワークを保護する10,000以上のノードがあるため、ENSには単一障害点がなく、ハッキングが困難になります。

しかし、消費電力が多いため環境にはよろしくありません。

供給量

ENSの総供給量は1億トークンです。


ENSは次のように配布されます。

・DAOコミュニティ金庫(50%):ローンチ時に10%・4年間で線形的に権利確定

・ETH保有者へのエアドロップ(25%)

・貢献者(25%):以下を含む4年間の線形的な権利確定

・コア貢献者(18.96%)

・一部の統合(2.5%)

・将来の貢献者(1.25%)

・外部からの貢献者(1.29%)

・ローンチアドバイザー(0.58%)

・キー保有者(0.25%)

・アクティブなDiscordユーザー(0.125%)

・翻訳者(0.05%)

上場している仮想通貨取引所

ENSは、次の仮想通貨取引所に上場しています。

・Binance

・Coinbase

・Huobi Global

・KuCoin

投資における将来性・まとめ

イーサリアムネームサービスは、ブロックチェーンに基づく分散型システムです。

そのためメタデータと機械可読アドレスを、人間が読めるEthereumアドレスに関連づけることができるという画期的な素晴らしい企画です。

また、競合がまだあまりないため、ENSに優位性があります。


ドメインユーザーの私からしても分散型のドメインは物凄く魅力的です。

非常に発展していってほしいです。

しかし、ネックなのがPoWということです。

そのため仮想通貨が、電力消費が多いことが問題視されてしまうと、環境問題として改善しなければならなくなってしまうリスクがあるからです。

イーサリアム自体はPoSに移行しますが、PoWの頃のイーサリアムブロックチェーンを用いているENSはPoWのままのため、そのリスクが拭いきれません。

だからこそ個人的には、非常に魅力的に思ったのですが、長期的にみて投資を控えることに致しました。

しかしこのジャンルは発展していってほしいところです。

仮想通貨・Defi・NFT
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Miories
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