今回は、仮想通貨の発行上限は途中で変更できるのか?ということについて解説します。
仮想通貨には、発行上限枚数が決まっている種類がありますよね。
しかし発行上限をが指定されておらず無制限の仮想通貨もあります。
仮想通貨の投資において発行上限は非常に重要になります。
なぜなら、発行上限があると希少価値が高まり、仮想通貨の価格が上がりやすくなるからです。
しかし発行上限が決まっていたとしても、発行上限を変更できたとしたらどうでしょう?
価格が上昇すると思って投資していても上限が変更されてしまったら不本意な結果になりかねないからです。
発行上限の変更はできるのか?の答え
結論:変更できます。
人々が何らかの理由で発行上限を変更すると決断し、十分な人々がそのように決めたらシステムは発行上限の方向に動きます。
例えばビットコインだったとしたら、コミュニティが同意すれば変更を許可するというガバナンスメカニズムが存在するからです。(それぞれの仮想通貨の種類にもよります。)
発行上限の変更は技術的に可能だからです。
これとは対照的に、ゴールド(金)は採掘量が無限ではないからこそ希少価値が高くなり価格が長期的に上昇しています。
※しかしダイヤモンドのように人工的に作られるようになってしまったら価格は危うくなります。
詳細→【 金(ゴールド)はなぜ投資対象? 】安価で人工的に作り出せるようになったら価格下落リスクあり
しかしビットコインをはじめとした仮想通貨は現状では発行上限が決まっていますが、変更可能のため将来的には上限が変更される可能性もあります。
ビットコインの発行上限の再検討される日が来ると言われる理由
例えば、発行上限が決まっている仮想通貨の中に「ビットコイン」があります。
ビットコインの発行上限は2100万ビットコインまでと設定されています。
そしてあと少しで発行上限に達します。
最終的にマイニングできるビットコインがなくなったら、マイナーはユーザーがブロックチェーンでコインを移動させるために支払うトランザクションフィーのみに依存することになります。
そして発行上限に達すると、2100万枚の発行上限が再検討される日が来ると予想されています。
なぜなら、ビットコインの供給が制限されることはグローバルな準備通過としての有用性を制限することになるからです。
そしてビットコインが国際金融システムの実質的な一部になるとしたら、発行上限の問題に取り組む必要があると多くの経済学者は懸念しています。
実際に発行上限を変更する案が出たとしたら、ビットコインコミュニティーは激しい口論になることが予測されます。
なぜなら、実際にブロックサイズをアップデートすることが提案されると、激しい口論になりコミュニティが分裂しました。
そしてビットコインとビットコインキャッシュにハードフォーク仮想通貨における【 ハードフォークとは 】ソフトフォークとの違いについても解説するという結果になりました。
詳細→仮想通貨【 Bitcoin Cashとは 】特徴・ビットコインと比較・歴史・将来性
発行上限を変更する際の問題
例えばビットコインの発行上限を変更する際には問題もあります。
なぜならビットコインがトランザクションフィーモデルに移行するには約120年かかります。
マイナーの収益性を決定する変数は数多くあるからです。
具体的には、電力・帯域幅トランザクションへのアクセス・ブロック報酬・トランザクションフィー・ビットコイン価格・現地通貨との交換レート・マイニング装置の種類・電力上がりのマイニング効率などです。
これは他の仮想通貨も同様に時間がかかります。
まとめ
発行上限にまだ達していませんが、発行上限に達する日は必ずやってきます。
その時にビットコインが現在(2022年)より主要な通貨として使われていたとしたら、発行上限の変更はあり得ますね。
それかイーサリアムなどの発行上限がない仮想通貨がビットコインの代わりに使われるようになるかもしれません。
そして仮想通貨の種類にもよりますが、発行上限は変更できるということは知っておいた方が良いですね。
仮想通貨にはSOL(【 ソラナ(Solana)とは 】イーサリアムの強い強豪)などを含めて発行上限が決まっている種類が多々あります。
しかしそれらも方法によっては変更できる場合があるため注意しましょう。
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