仮想通貨【 Bitcoin Cashとは 】特徴・ビットコインと比較・歴史・将来性

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今回は、仮想通貨「Bitcoin Cash」について解説します。

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Bitcoin Cashとは

Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)とは、2017年にBtcoin(ビットコイン)の分裂により誕生した仮想通貨のことです。

トークンは「BCH」です。

ビットコインのスケーラビリティ問題(取引データ処理に対するシステムやネットワークの拡張性・柔軟性問題)に対して、ビットコインのブロックの大きさ(サイズ)を1MBから8MBへ拡張することで処理能力を向上させ、解決を試みたのがビットコインキャッシュです。(その後8MBから32MBへ更新されました。)

つまり、Big Block(ビッグブロック)にする目的で行われました。


ビットコインとのシステム的な互換性が保たれないハードフォークにより、ビットコインキャッシュは誕生しました。

ハードフォークとは→仮想通貨における【 ハードフォークとは 】ソフトフォークとの違いについても解説

Bitcoin Cashの特徴

発行上限

2018年、ビットコインキャッシュは、開発者コミュニティ内における対立から、ハードフォークによりビットコインキャッシュABC・ビットコインSVの2つに分裂しました。(後で説明します。)

ビットキャッシュはビットコインから派生したため、ビットコインキャッシュの発行上限はビットコイン度同様2,100万枚です。

そしてビッグブロック以外の基本的な仕様はビットコインとほぼ同様です。


発行上限が決まっているため、価格が上がりやすい傾向があります。

POW

こちらもシステムはほぼビットコインと同様のため、POWを採用しています。

POWとは→仮想通貨における【 POW・POSの違い 】どちらが良い?

半減期

こちらもビットコインと同様、4年に1度の半減期が設定されています。

ビットコインキャッシュの発行はPOWマイニングによって行われています。

ブロックサイズ(最大の特徴)

ここが最大の特徴です。

ビットコインのブロックサイズは1MBであるのに対し、ビットコインキャッシュは32MBに設定されています。

ブロックサイズが大きいためビットコインキャッシュはビットコインよりも一度に多くの取引を処理することができるのです。

ビットコインキャッシュの歴史

2009年では、ビットコイン保有者がごくわずかだったため、手数料はほぼかかりませんでした。

しかし2014年にはビットコイン保有者が急増し、手数料の高騰と処理速度の遅延が問題になってきました。

混雑している時だと、ビットコインの平均的な送金手数料は0.00036BTC(日本円で約360円)となり、0〜50分の処理速度を要するようになってきました。

ビットコインキャッシュは、このスケーラビリティ問題(仮想通貨における【 スケーラビリティ問題とは 】分かりやすく解説)を解決するために2017年にビットコインからハードフォークして誕生しました。

ハードフォークとは→仮想通貨における【 ハードフォークとは 】ソフトフォークとの違いについても解説

そのためびっっとコインの利便性を高めるために中心的なコミュニティとは別に開発を行うコミュニティが発足し、ビットコインが誕生したのです。

先程述べたように、ビットコインABCとビットコインSVが対立しました。

ビットコインABCは、Bitmain(中国大手マイニング会社)やロジャー・バー氏達がビットコインキャッシュでDAppsの構築をできるようアップグレードさせようとします。

しかしこれはビットコインの生みの親サトシナカモト氏の開発理念に反するとみなし、対立したのがビットコインSVです。

議論の結果、折り合いがつくことはなく、ビットコインキャッシュのブロックチェーンが分岐することとなりました。


その後2018年には、ビットコインキャッシュのブロックサイズが8MBから32MBに更新されました。

まとめ・将来性

ビットコインキャッシュは、ビットコインとほぼ機能が同様ということに加え、ブロックサイズが大きいため、ビットコインよりも機能が優れているということになります。

しかし時価総額はビットコインの方が大きいです。

仮想通貨時価総額ランキング→https://coinmarketcap.com/ja/

そしてビットコインキャッシュは人により手が加えられたことによりアップデートされていますが、独立して誰の手も借りずに独立しているのがビットコインだということが分かります。

ビットコインは中央集権型でなく完全に分散型を実現できているということが分かりますね。

(他の仮想通貨のイーサリアムなども、先導者がいたり人の手が加わっているが、ビットコインだけが加工されずに独立しているという意味です。)


この時価総額の差は、機能の差ではなく、完全独立の意味での差なのでしょうか。

それとも人々がまだビットコインキャッシュを知らないだけなのでしょうか。

価格や時価総額は不思議なものですね。


しかしビットコインは環境問題が浮上したため(詳細→【 多くの人々がビットコインの環境汚染問題を知ったきっかけ 】テスラ社のビットコイン売却&決済の停止)、ビットコインキャッシュも時価総額が大きくなるにつれて環境的に問題視されてしまうのではないでしょうか、と懸念しています。

そのためやはり持続可能性を考えるとPOS(仮想通貨における【 POW・POSの違い 】どちらが良い?)などの環境に良いシステムをとっている仮想通貨の方が安心して保有できますね。(これは個人的な意見です。)




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