「円高円安の基準」と「円高から円安の流れ」について説明します。
円高と円安の境目
FXを始めた頃、円高と円安の境目はどこかと疑問を持ったことはありませんか?
株価や商品価格だと必ず最低値に0円がありますが、為替は2国間の強弱が表れて価格が推移しているため基準値はありません。
絶対的な基準になる価格がないため、どこからが円高でどこからが円安かという点が分かりにくいです。
しかし、前の日よりも円の価値が「前日と比較して 高かったら円高 安いかったら円安」です。
これが、前日だったり前年だったり、比較する対象によって変化します。
これはどの時間足で見るかによっても変わります。
そしてその時代の世界の経済状態にも委ねられます。
ドル円の具体例
ドル円の場合、
2008年のリーマンショック以降、円高が長い期間続いていました。
一時は75円台になりました。
しかしその後2015年には125円台になりました。
戻れる最古の1977年は190円台でした。
このように、時代によっても境目は大きく変化します。
そのため、○○と比較して円高・円安という表現をしましょう。
でないと、その人の考えている時間軸によっても変化してしまうからです。
円高から円安の流れ
円高水準の中企業は利益を上げる
↓
円高に強い企業の評価が高まる
↓
日本株の株価上昇
↓
日本経済の上昇基調
↓
円安
FXでのポイント
円高か円安かということは、その時のファンダメンタルズにも合わせましょう。
その材料と比較して円安過ぎるか、円高過ぎるか、という判断もしてからテクニカル分析に取り掛かりましょう。
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