今回は、仮想通貨「Sushiswap(SUSHI)」について解説します。
Sushiswap(SUSHI)とは・創設者・特徴・供給量・投資における将来性、の順で説明していきます。
Sushiswap(SUSHI)とは
Sushiswap(SUSHI)とは、自動マーケットメーカー(AMM)です。
※AMMとは→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap
分散型取引所でスマートコントラクトを使用して、特定のペア用にマーケットを作るツールです。
SUshi Swapは、AMM市場を多様化することを目指しています。
ネイティブトークンであるSUSHIを介して、Uniswapには以前存在しなかったつい以下機能を備えています。
具体的には、ネットワーク参加者の報酬を増加する等です。
SushiSwapの公式ホームページはこちらです。
創設者
SushiSwapは、Chef Nomi氏として知られる仮名の第三者によって設立されました。
Cheh Nomi氏について知られていることはほとんどありません。
そしてUniswapからフォークする必要があったかどうかということも不明です。
他にも2名の共同設立者であるSushiswap氏と0xMaki氏がいます。
彼らがSushiSwapのコード・製品開発・事業運営を担っています。
近年、SushiSwapの事実上の所有権は、デリバティブ取引所のFTXと定量的取引企業のAlameda Research社のCEOであるSam Bankman -Fried氏に引き継がれました。
Bankman -Fried氏は、著名なネットワーク参加者兼仮想通貨市場コメンテーターです。
そして定期的にメディアのインタビューにも登場しています。
特徴
AMM
SushiSwapはAMMです。
それを通して自動化された取引流動性が2つの仮想通貨資産の間に設定されています。
※AMMとは→仮想通貨における【 自動マーケットメーカー(AMM)とは 】分かりやすく解説/代表例Uniswap
SushiSwapのターゲット層は、ブームを生かしてプロジェクトトークンを現金化し、流動性を提供しようとしているDeFiトレーダーなどです。
そしてこのAMMの特徴は、従来の分散型取引所を妨害する流動性などの問題を回避しながら、「板」(オーダーブック)を取り除いているということです。
UniSwapの改善
SushiSwapは、親ネットワークであるUniswapを改善させようとしています。
ユーザーがそのオペレーションと未来により影響を与えられるようにすることを目指しています。
プラットフォームは、流動性プールで発生した取引から0.3%をカットしています。
そしてSUSHIトークンはそれらの手数料の一部をユーザーに報酬として与えるために使用されます。
SUSHIは、ユーザーにガバナンスの権利も付与します。
※ガバナンスとは→仮想通貨における【 ガバナンストークンとは 】詳細まで分かりやすく解説
SushiSwapは、ユーザーのガバナンス権限を強化することで、スマートコントラクトに資金を預ける従来のリスクを軽減しようとしています。
開発者の引き出し問題
開発者の匿名性に関しては、技術的な観点を超えて疑問が生じます。
2020年9月、Cheh Nomi氏はSushiSwapから38,000ETHを引き出した件について、問題になりました。
その後資金は返還されました。
Chef Nomi氏が移動は間違いだったと認め、公式に謝罪しました。
供給量
SUSHIの最大供給量は、250,000,000トークンです。
SushiSwapの社内トークンのSUSHIは、1ブロック100トークンの割合で生成されます。
最初の10万ブロックには、1,000SUSHIのブロック報酬が割り当てられました。
SUSHIの供給量はブロックレートによって異なります。
SUSHIにはプレマインがなく、イーサリアムブロック番号10,750,000でゼロからミントが開始されました。
投資における将来性・まとめ
スシスワップは、2019年頃から話題になっていましたね。
ただ、AMMは競合が非常に多いため、ユーザーからするとどのAMMでも変わらないという状況になってきています。
そのため、AMMとして突き抜けるには、手数料を非常に安くしたりしなければなりません。
そして、差別化がとても難しいですね。
また、2020年にイーサの引き出し問題でも話題になりましたね。
これは開発者への不信感になり、結果的にFTXに引き継がれて良かったです。
ただ、一難は去りましたが、やはり他のAMMとの差別化が課題ではありますね。
最近のコメント