今回は、FX経済指標「ISM非製造業景況指数」発表後の値動きを解説します。
経済指標結果
経済指標結果は下の表の通りです。
2022年1月7日の実際の例に基づいて説明します。
まずは前日夜の指標をご覧ください。
貿易収支・失業保険ともにやや悪い結果となりました。
続いてメインのISM非製造業景況指数の発表結果をご覧ください。
結果は、前回値・予想値と比較して悪い結果となりました。
発表直後の値動き
真ん中の、0時以降のチャートをご覧ください。
0時の発表直後は下落しました。
しかしその30分後、急上昇し、全値戻ししました。
テクニカル分析
まずは日足をご覧ください。
ここ最近、大きな上昇を見せた後にレンジとなっていることが分かります。
115.600のラインより下がるには、抵抗があることも分かります。
今回の反発のラインは、ちょうど115.627だったため、日足でのレンジに当たったから反発して上昇したと考えられます。
また、その後4時間以内ではそのラインを下回ることはありませんでした。
続いて1時間足をご覧ください。
直近では先程の115.600〜115.900でしばらくレンジとなっていることが分かります。
まとめ
上記から、経済指標発表直後にその経済指標のトレンドになったとしても、その下落幅は日足のレンジラインまでだったりすることが多々あります。
そしてレンジラインに当たって反発し、日足のレンジブレイクとなったときに大きなトレンドが変わる傾向があります。
そのため経済指標発表直後にポジションを持つ場合は、日足のレンジラインに当たるところに指値を置き、反発した後は日足のテクニカルに沿ったポジションに変更した方が損失となりにくいでしょう。
別びの値動き→【 ADP雇用統計・ISM非製造業景況指数・アメリカ雇用統計発表後のドル円値動き 】経済指標通り値動きとなりました
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