決算書における【 繰越利益剰余金とは 】計算式まで解説

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今回は、決算書の純資産における「繰越利益剰余金」について解説します。

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繰越利益剰余金とは

繰越利益剰余金とは、「利益剰余金」のうち利益準備金と任意積立金以外のことです。

つまり、会社の過年度の利益の累積に当期の利益・損益を加算した金額のことです。

そのため決算書上では、貸借対照表の純資産として計上されます。


まとめると、

社内留保にする当期純利益のうち、利益準備金・任意積立金以外の利益ということです。


繰越利益剰余金は3パターンで計上されます。

①繰越利益剰余金の増加の場合

繰越利益剰余金は、貸方に計上されます。

損益勘定は損益計算書項目において、決算時に利益または損益を計算し、繰越利益剰余金に振り返るため決算書には表示されません。

②繰越利益剰余金の減少の場合

繰越利益剰余金の減少は、借方に計上されます。

配当金の未払いは他の未払金と区別するために未払い配当金が用いられることもあります。

繰越利益剰余金の計算式

繰越利益剰余金の計算式は下記です。

繰越利益剰余金=(当期純利益+繰越利益+任意積立金の取り崩し額)ー期中配当額ー配当に伴う利益準備金積立額

まとめ

繰越利益剰余金のその他の場合はこちら→決算書において【 配当財源が繰越利益剰余金とその他資産剰余金の場合 】分かりやすく解説

株式投資において、簿記の詳細の知識まであると有利になります。

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