【債務不履行とは】債権者の救済手段まで解説

債務不履行とは

債務不履行の前にまず債務について説明します。

債務とは、ある者に一定の行為をするもしくはしないことを法的に義務づけたものです。

債務者・・・義務を負う者

債権者・・・権利を有する者

債務者が正当な理由なく、債務の履行をしないことです。

債権者には、債務者の不履行に対して救済手段があります。

第一手段は、債務そのものの履行を促す現実的履行の強制です。

具体的には、直接強制・代替執行・間接強制です。

第二手段は、債務不履行による損害賠償請求です。

履行遅滞場合は、遅延賠償（遅れたことによる賠償）もしくは填補買収（利益の全額賠償）を請求することができます。

第三の手段は、契約解除です。

契約を解除した場合は債務者は原状回復義務を負い、損害があった場合は債権者が損害賠償を請求することができます。

債務不履行にの中には、種類があるため、その種類ごとに対応していきましょう。

連帯債務・・・同じ債務に対して複数人が負担すること

履行遅滞・・・履行が可能であるのに期限を経過しても履行しないこと

不完全履行・・・不完全な履行をしていること