今回は、「SpaceX株の購入方法」について解説します。
SpaceXとは
SpaceXとは、宇宙輸送サービス・衛星インターネットアクセスプロバイダーの会社です。
火星の植民地化を可能にするための宇宙輸送コストの削減を目的として、2002年にElon Mask氏によって設立されました。
現在では、ロケット・宇宙船ドラゴン・衛星スターリンクを開発しています。
2022年5月時点では、SpaceXの評価額は1,250億ドル以上です。
IPO前の株価も上昇してきています。
SpaceXの公式ホームページはこちらです。
SpaceX株の購入方法
SpaceXは、まだ上場していません。
CEOのイーロンマスクさんが、あえて上場させていないからです。(後述します。)
しかし、IPO前の米国株式にも流通市場があり、購入できる場合があります。
具体的には、ストックオプションを通じて株式を受け取った初期の投資家や従業員が売却した株式を取得するという方法になります。
下記のマーケットプレイスにて、SpaceXの株を購入できます。
※流動性が低かったりすると購入できない場合もあります。
SecFi | ・ストックオプションを生産する必要のある従業員と外部投資家をリンクさせることができる |
Forge Global /Sharespost | ・2つの主要なIPO前市場が合併したもの ・最小投資額は$100,000〜 ・購入者は、認定プロセスに合格しなければならない場合がある |
Equity Zen | ・初期投資家や従業員が売却した株式を、的確投資家が購入できる ・最小投資額は$100,000〜 ・認定プロセスに合格する必要あり |
Nasdaq Private Market | ・民間企業の株式へのアクセスを提供できる ・SEX認定の投資家基準を満たす必要がある |
・SecFi→https://www.nasdaqprivatemarket.com/investors/
・Forge Global /Sharespost→https://forgeglobal.com/rivian_stock/?utm_term=sharespost_rivian_stock/
・Equity Zen→https://equityzen.com/company/rivianautomotive/
・Nasdaq Private Market→https://www.nasdaqprivatemarket.com/investors/
この経路で株式を購入する場合には、アカウントを登録する必要があります。
また、認定を得るためには、最低収入レベル・投資経験などの様々な基準を満たす必要があります。
そして流動性がないと購入できないため、いつでも購入できるわけではないということに注意しましょう。
SpaceX株のIPO前購入のリスク
SpaceXは非常に高いコストが必要であり、資金調達ができないと企業自害が倒産してしまうこともあります。
実際に、TeslaとSpaceXの双方が倒産危機に陥った時期がありました。
詳細→本の学びを共有【イーロン・マスク 未来を創る男/アシュリー・バンス著】
固定費が少ない企業だと、資金調達しなくても維持できる可能性が高くなりますが、宇宙への開発のためどうしても莫大費用がかかってしまいます。
更に、SpaceXのCEOであるイーロンマスクさんが、SpaceXを上場させないという選択をし続ける可能性があります。
上場した後は自由に売却できるのですが、一向に上場しなかったとしたら、流動性が低く、売却できないというリスクも引き受けなければなりません。
投資における将来性
Pre IPOの場合は、企業が伸びたら莫大に利益を得ることができますが、倒産のリスクや売却できないというリスクがあります。
つまり、ハイリスクハイリターンの極みです。
また、プレセール購入時に、厳しい認定プロセスを受ける必要もあります。
そこでは様々な項目で、収入や投資経験を問われるため、投資に慣れているプロでなければ投資すること自体できません。
そもそも最低投資金額が$100,000〜(日本円で、13,700,000円〜)です。
更に、認証プロセスに合格したとしても、売却してくれる初期投資家や従業員がいなければ売却できないため、非常に狭き門なのです。
イーロンマスクさんの本を読むと、は株式に文句を言われることに嫌悪感を抱いており、SpaceXはあえて上場させない(現段階では)と述べていたこともあります。
したがって、イーロンマスクさんの意向次第ということもあるため、購入する場合はイーロンマスクさんの言動にも注意しましょう。
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