【 金融市場の相互関係 】(為替・貴金属・先物等の関係)/流れ・ポイントまで解説

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FXにおける金融市場の相互関係について説明します。

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金融市場の相互関係

為替

為替の動向を見るうえで、他の金融市場の動向は大きな影響力を持っています。

為替市場に大きな材料がない中で、突如動きが活発になってくると「NY原油先物続伸」等のニュースが流れることがあります。

原油の上昇にもいろいろな意味があるが、原油の上昇は産油国また資源国の経済に好材料と捉えられ、FXでは豪ドル、カナダドル、英ポンド等が上昇しやすくなります。

また、中東産油国あたりでの地政学的リスクが勃発したことで原油が上昇(原油の供給不足を懸念)すると、スイスフランが買われるといった流れになる傾向があります。

現在は欧州債務危機という厳しい経済不安が生じています。

このようなときは欧州の株式市場が開く前の先物市場で欧州株かが下落していると、欧州市場は下落するだろうという不安が出ます。

そのため、ユーロ、ポンドをはじめ為替市場の不安が拡大し、リスク回避が鮮明になりやすいという特徴があります。

貴金属・先物

貴金属も注目されています。

金はその他の貴金属とは異なり、白金、銀、パラジウム等とは産業資産の用途が非常に高いです。

そしてこれらの需要が伸び、価格が高騰するようになると、産業が活発していくという期待値が高まります。

そのため世界マネーのリスク指向が高まり、よりリスクの高い投資先に流れる傾向があります。

また、これらも鉱物資源を豊富に持つ豪ドルやカナダドル上昇の見方となります。

まだドル円が110円以上の価格で推移していたある月、通貨オプション市場で1年先に97円という取引が行われました。

つまりこれはドルは110円台だが、1年先に97円まで円高になるだろうと予想してポジションを取った、つまり未来をドル安とみている方々が多かったということです。

このように、各市場には為替市場の動きを予想するうえできっかけになる情報が多く含まれています。

金融市場の流れ

原油市場の上昇

産油国・資源国に対する好材料 ⇒ 豪ドル・カナダドル・英ポンド「買い」

中東産油国の地政学的リスク上昇 ⇒ スイスフラン「買い」


先物市場で欧州株価が下落

欧州株式市場の下落 ⇒ ユーロ・英ポンド「売り」


商品市場で起用金属(白金・銀・パラジウム)が上昇

産業の活性化の期待が高まる ⇒ 世界マネーのリスク指向が高まる

鉱物資源国に対する好材料 ⇒ 豪ドル・カナダドル「買い」

FXでのポイント

金融市場のつながりは年々密になっています。

金・原油の先物市場の確認を習慣にし、続いて各国の株価指数、その他の先物と徐々に広げることができます。

詳細→【 原油先物とは・NY(WTI)原油とは 】分かりやすく解説

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